子供兵士の謎
「ロザリーさん、どうかしたのですか?」
ロザリーの異変に気付き、質問するムエ、だがロザリーの動揺は止まない。
「子供兵士を見て思い出してしまっている様です、これまで私達は何度もあの兵士たちに追い詰められてきましたから・・・」
「兵士?あの子供が兵士だというのですか?だとしたら尚の事奴等に負ける訳にはいきません!!あの子達を戦いから解放してあげなくては!!」
ロザリーの心境を代弁するように話す生花、それを聞いたムエは戦いへの気持ちを新たにする。
「あら、一応言っておくけどこの子達は自分の意思で戦っているのよ。それをへし折るのは傲慢ではないの?」
「例えそうであったとしても幼子を戦場に送り出す事、そしてそれを行う存在を許す訳にはいかん!!」
尚も繰り返される一日の挑発的な言動に対し揺るがぬ意思を見せるムエ。
「そう、確かに彼の言う通り例え意志による戦いが事実であったとしても許す訳にはいかない。でも・・・これは何?あの子達一人一人から纏わりついているように感じるこの得体の知れない感覚は・・・
それに何故、これだけ大量の子供兵士が突然・・・」
ムエの言葉を聞き、頼もしさを感じつつもそれとはまた別の不安を感じるキーパー、表情にこそ現れないものの、それは確実に様子に出ていた。
「そろそろおしゃべりは終了にしませんか?いい加減動きたくてたまらないんです!!」
子供兵士の一人はそういうと聖達に飛び掛かって行く。そして距離を詰め、優れた体術、格闘術で攻撃していく。
だがその動作を見たムエは「!?あれは・・・!?」と何かに気付くのであった。
一日は「じゃ、せっかちな子が動いちゃったし、私も行くかな」
一日はそういうと聖達の周囲に爆発を連続して発生させ、攻撃していく。
「今回の子供兵士は格闘術・・・一体何パターンいるの?」
「今回の・・・とはどういうことです?」
「今出てきている子供兵士は格闘術を使っているけどチュアリの世界に現れた子供兵士は魔法を、私達が初めて交戦した子供兵士は私達の世界の機械武器を使っていたの。でもそれだけの兵士を一体どうやって教育したのかが分からなくて・・・」
困惑した顔を浮かべながらムエの質問に答えるロザリー。
だが、その間にも一日の容赦ない攻撃は続く。
「あの子ども兵士の動き・・・どういうことだ!!」
容赦ない猛攻をしのぎながら突然ムエが叫ぶ。
「どういう事とは・・・一体!?」
聖も驚きを隠せずにムエに聞く。
「その子供兵士が使っている体術はこの街の住民が使っているものと同じものだ!!これは一体どういうことだ!!」




