相道街の戦い。
相道街に到着した一日達は戦力を散会させ、タウンの様々な方向から突入していく。だが当然の事ながらそれは直ぐに発見され、タウン住民は迎撃態勢を整え、且つムエ達にも連絡を入れる。
連絡を受けたムエ、当然その表情は険しい物となる。
「何!?分かった、敵戦力の迎撃に最大限尽力しろ」
ムエはその指示だけを出す。余計な事や欲張りを出して勝てるほど甘い相手でないことは承知していた為だ。
「奴らが仕掛けてきたんですか?」
「ああ、しかも此方のベースポイントに当たる相道街にな」
希有の問いかけに対し返答するムエ、だがその表情の険しさは変わらなかった。
「ベースポイントという事は・・・」
「ええ、現状の戦力はそこを中心に展開しています。もし万が一陥落した場合、今後が非常に厳しい事になるのは避けられません。そこで俺は・・・」
「待ちな!!一人でかっこつけようってんじゃねえよな」
更なる質問をするキーパーに返答し、どこかに行こうとするムエ、しかしそれを呼び止めたのはテレサであった。
「だったら守んないと不味いだろ。俺も行くぜ」
「僕も同行します。拠点をみすみす占領されるわけには行きませんから」
ムエに語り掛けるテレサ、その言葉に聖も続く。
「それは有り難いが・・・しかし・・・」
「当然、私達だって同行するわ。私達がここに来た目的は守ることにもあるのだから」
ためらいを見せるムエの様子に返答する生花、その言葉は命の事を考えて決意を新たにしているともやけになっているとも取れるトーンで語られ、判断を困らせるのであった。
「分かりました、付いて来て下さい」
ムエはそういうと一行をどこかへと案内していく。
一方、進攻中の部隊を指揮する一日と神消は街内の情報を入手する手段を捜索していた。
「既に他のチームは交戦中の様ですね。先程シオン、木の葉が指揮しているチームから連絡が入りました」
「そうか・・・だが、奴等もそうやすやすと渡してはくれない。だからこそ、作戦指令室の場所を早急に突き止め、制圧する必要がある、だったな」
「ええ、他のチームが敵を引き付けてくれている間に司令部の個所を特定、制圧を狙います」
そう語る二人だが、そこに街の住民が現れる。
「お前達が街に侵入した敵の兵士か!!」
「そうだと言ったら?」
「ここで仕留める!!」
住民の問いかけに挑発的な返答をする一日、其れでヒートアップしたのか民間人は二人目掛けて殴りかかってくる。
二人は難なくそれをかわし、民間人の拳が空を切ったのを確認すると反撃体制に移る。




