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二つのファーストキー

翌日より三つの事件は更に頻度を増し、その中身も凄惨なものになっていく。誰も信じることが出来ない環境、無情にも居なくなる子供、日々沈む気持ち・・・そしてそれらは確実な歪みとなり、何一つ対処出来ない政治への苛立ち、怒りへと変貌していった。


そんな中でも聖たちは必死で手がかりを追う。ロザリーが「皆、状況はどう?」と聞くとチュアリは「最悪に近いレベルで悪いよ。手懸かりもなく、事件だけがおき続けてる。そして各国政府は国民の不満の捌け口にされ、いつ暴動に発展してもおかしくない。其を止めているのが又、事件による不信感と言うのも嫌だね」と言い、聖は「ああ、一方で行方不明になる子供たちは増え続けている。例の事件の加害者だけでなく、そうでない子まで・・・」と言い、テレサは「そう・・・あれ?待て、そう言えばその子供たちは、直前に親と喧嘩したり、路頭に迷ったりしてる子が大半じゃなかったか?」と言う。すると聖は「そういわれれば・・・もしそうした子供たちを狙って連れ去っているのだとしたら、その狙いは・・・」と言う。ロザリーは「そして最初にこの一件が報告された子は葵命君。確か最初の事件でも一番最初の加害者だったわ。そして彼が通っていた小学校は例の秋月さんが行方不明になった地域にある。これは偶然なのかしら・・・」と言う。聖は「もし偶然じゃなかったとしたら・・・どのみち他に手がかりはないんだ。調べてみる価値はあるね」と言う。そして一行は密かに外に出て命たちが通学している小学校の近くに向かう。

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