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テレサの戦友ムエ

そういうと一日と神消は引き上げていく。


場面変わって市街地、住民に促されるままに移動した聖達は広場の噴水へと案内される。


「ここに何かあるの?まさかただ観光をさせたいという訳ではないでしょう?」

「まあそう焦らないで下さい。ここはですね」


ロザリーが急かす様に発言すると住民は噴水の外側の一部を開け、その中にある階段を表に出す。


「成る程、隠し通路という訳ですか、ただ殴りあうだけじゃないってことですね」

「そういう事です。ま、ここは元々タウン同士の決闘で審判が居る場所であり、決闘中にこの中に入るのは禁止されていますが」


納得した返答をし、表情を浮かべるロザリーに住民の口も少し明るさが出る。


その中を案内され、奥の部屋に辿り着いた一行はそこでタウン中を見るカメラ映像、そしてその一つ一つを見つめる一人の屈強な男性、その部下と思わしき数人の人間を見つける。


「ムエ・・・ムエなのか?」


男性を見てからそう発言するまで、数十秒もかからないテレサ


「その声はテレサか・・・戻ってきたのか・・・」

「ああ、遂に奴らがこの世界にも本腰を入れてきやがったからな」


ムエと呼ばれたその男性がテレサにそう語り返すとテレサはすぐさま反応する。双方が気が置けない中である事をその場にいた誰もが察した。


「その方たちがお前の新しい仲間か」

「ああ、だが彼らの世界は残念ながら既に・・・」

「・・・そうか・・・この世界を守り切る事が出来れば、その解放に俺達の力も貸そう。だが今は・・・」


ムエとテレサの会話は続く。そこに割って入るかのように


「分かっています。この世界を守る事、それが第一ですからね」


と語るキーパー。


「ああ。っと、悪いな、俺ばかりしゃべって紹介も出来てなかった。こいつはムエ、俺の昔からの戦友だ」

「ムエと申し上げる。よろしく頼む。そちらの方は?」


ムエに聞かれ、一行はようやく名前を名乗っていないことに気付く。

その後慌てて自己紹介を済ませる。


「そうか・・・では俺達に協力してくれるのだな」

「ええ、これ以上奴等の好きにさせるわけには行きません。ですが気を付けてください。今の奴等はただの力押しではありません。どんな策を張り巡らせて来るか・・・」

「策がないのも又策、その事例もありますからね」


ムエに対し警戒を強める意味を暗に込めて聖達は話す。


「分かっています。今回の一斉攻撃もその策に該当するでしょうから」

「どういうことです?」

「これまで奴等は基本的に一つのタウンしか攻撃してきませんでした。ですgあ今回は複数同時に来た・・・想定していたとはいえ、これまでにない動きを見せてきたのは留意する点です」


生花の疑問に対しムエは明確に返答する。

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