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六条家、とらぶるイベント!

ポッキーの日ですよ‼︎~ポッキーゲーム?~

作者: よむら代村

本日はポッキーの日。


「と、いうことで‼︎‼︎」

リビングに威勢のいい声が響く。紅い瞳は

輝きに満ちていて、子どものように心躍らせている……ていうか、これ前にもあったら気がする。

「ヤダよ。無理」即座に否定。こればっかりはね……

「えぇ〜なんでだよ〜」子どもが手足をばたつかせながら駄々をこねるように、反論をするアスカ。

「どうせ今日はポッキーの日だから、ポッキーゲームしようってことでしょ?嫌だよ。無理無理。」

「そしたら、あいつとおれとサカキになるけど?それでいいんなら……」

いやダメだろ。この二人はダメだろ。


ーーーーと、いうわけで……

「始めようか。」僕は、今、女装している。

それも、自ら、嫌々、渋々、進んで行った。

理由は簡単。女の子が彼女しかいないから。

そして、彼女相手に、あの二人はいろいろダメだと判断したから。

僕だけじゃなく、サカキも(いつも通り)女装している。まあ、毎回毎回サカキだけ女装するのもアレだからとかいう在り来たりな理由をこじつけて、自分の羞恥とプライドがごっちゃ混ぜの汚濁になんとか耐えていた。……これが結構、辛い…。


髪の長さは腰くらいまである。髪型は特に何もしていない。ストレートだ。

アスカに散々アレンジしたいだの言われたけれど、面倒だからと拒否した。

不思議の国にでも行けそうなエプロンドレスを身に纏って表面上はなんでもないような素振りをしているものの、顔つきは不機嫌で殺意剥き出しの視線をアスカに向けている僕よりも、サカキのほうがいろいろ凄かった。

まず、西洋人形にありそうな純白のドレスに身を包み、髪の長さは僕と同じくらいだけれども、アスカのアレンジにより服に、顔に合っていて、しっくり来ていた。そして、一番凄いのは、それを物ともせず気にもとめないサカキ自身だった。言われなければ、誰も男だとは思わない思えない。

ーーーー『ああ、憂鬱が始まる。』


紗音「そもそも、なんでウィッグ腰までのにしたの?別につけなくてもよかったんじゃ…」

ヒナタ「なんか……アスカに無理やり…あのアホやるなら徹底的派だし……」

紗音「あっ、そっか……(苦笑)」

ヒナタ「髪の長さに至っては、腰までのしかないし……」

紗音「?なんで……?」

ヒナタ「アスカ、長髪フェチなんだよね。」

紗音(あぁ、なるほど……)


【ポッキーゲームしましょう】

普通に恋人同士がやるようなポッキーゲームだと思ったのに、見事に裏切られた。

ていうか……勘弁してよ。

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