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作者: 噺 角蔵
掲載日:2025/10/25

 君を裏切る人は容赦しない。あたしが攻撃してあげる。君を攻撃する人は容赦しない。裏で呪いをかけてあげる。

 少々重いかもしれない。でも、君を虐めたやつをあたしは未だに呪っている。絶対に許さない。あいつ自身があいつの子供が同じ目に遭えばいい。

 一人では君の前に立つことも出来ない腰抜けが。地獄に落ちろ。


 きっかけは些細なことだった。君はあいつの好きな人に告白されてしまったのがそもそもの原因。君には既に彼氏がいたから断ったけど、あの女がそれを許さなかった。いや、そもそもあの女からの許可なんていらないはずなんだ。勝手に怒った。そう、あいつら勝手に怒っただけ。そして君は、その怒りに巻き込まれてしまった。

 始めは持ち物を隠されるという、小さな嫌がらせから。次に起こったのは、クラスからの爪弾き。その次はベタに体育倉庫に閉じ込めやがった。

 あの時は、探した探した。携帯も鞄の中に入れっぱなしだったから繋がらないし、待ち合わせした校舎にはいつまで経っても来ないし。

 他校の制服を着たあたしが、君の学校に乗り込むまで僅か一週間。そのペースで事態が急変していたから、まあ仕方ない。

 あの女をシメるために、会えるまで毎日君の学校に向かったね。その度君は泣きながら学校辞めるなんて言うんだもん。もう切れたよね、言わなかったけど、あの時、裏でこっそり呪いもかけてたんだ。

 だって君を虐めるなんて許せなかったから。誰にでも優しい君が、あのマヌケに泣かされるなんてあってはならないことだったから。

 ちゃんと謝らせて、土下座させて、君がすぐにもういいよって言うから、やっぱり君は君だと思ったの、よく覚えてる。


 これから先、君はお嫁に行くね。この先、旦那さんと揉めることもあると思う。けどそれは呪わず乗り込まず見守るとしよう。大人になった私たちの、大人らしい対応をしよう。

 でももし浮気されたらその時は…。

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