そして神様になる。
君は私の太陽である。
君は私の救世主である。
故に、助けることなど当たり前で。
このまま、永久にこの腕の中で離したくなどない。
…なかったのに。
君は、救世主だから。
私はその背中を押すことしかできないのよ。
君なら一人で歩けるから。
君なら、どんな絶望も変えられるから。
だから、もし。
もしもね。
全てが、全て救済できた暁には…………。
私を…………助けて。
なんてね。
私は夢を見る。
いつも見る、悪夢とは違い
今日の夢はまるで儚い希望だ。
救世主が自分を救う夢を見たのだ。
私は、世界からの嫌われ者。
厄介者、疫病神、厄災を呼び寄せる者。
でも、君は私に触れるの。
私に触れても、恐れないの。
普通の人みたいに、接するの。
あぁ、離したくなどない。
閉じ込めて置きたい。
二人だけの、幸せな世界を私なら作り出せる。
でも、でも。
もう少し、待つわ。
それまで、どうか…………死なないでいて。
私が授けてしまった、厄災。
その影響は、貴女を蝕んでいった。
悲しいのに、嬉しい自分がいた。
不思議ね。
好きな人が傷つくかもしれないのに。
迷え、悩め。苦しんで。
そしたら、貴女は私を頼るのでしょうか?
ああ、貴女の全てが欲しいの。
頂戴、頂戴。心ごと全てを。
この剥き出しの感情の行き場は、どこに?
貴女は受け止めてくれる?
私を愛してくれる?
私なら貴女の全てを弱さも脆さも、危うさも全て全て全て!!!!
受け入れるの。
そっと抱きしめる。
時にその柔らかな髪を撫でるわ。
その手を掴んで離さない。
それでいいじゃない。
好きよ。
好きなの。
狂おしい。愛おしい。
好きよ好きよ好きよ好きよ好きよ好きよ好きよ好きよ好きよ好きよ好きよ好きよ好きよ好きよ好きよ好きよ好きよ好きよ好き好き好きすきすきすきすきすきすきすきスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキ!!!
激しい動悸に生きている実感が湧いた。
艶やかな唇からは、熱っぽく吐息が溢れる。
これは、もう1人の私。
貴女にも、誰にも見せない。
秘密の私。
とある、厄災の魔女の日記より。




