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下手なので野球教室に通ってみた  作者: あつ
序章 出会いと日常
19/24

食事の考え方

こんなに晴れたのは、いつぶりだろうか。

 梅雨が終わり、いよいよ夏の野球シーズンに入ろうとしていた。

 さなみは、珍しくフリーで一日中何もないので最近ゲットしたヴィーカの連絡先にメッセージを送る。

 すると、数秒で返事がきたが、


 「私は、用事で来れないけどナーシャが行けるって、9時に駅の時計下集合ね。」


と言うのだ。

 なんやかんやであの日バッティングセンターで喋ったのは、ほとんどヴィーカの方だったので、ナーシャさんと2人となると少し大丈夫か心配になる。

 一応、どう転んでもいいようにスポーティーな格好で待ち合わせの駅へ向かった。


 駅の時計下に着いた途端、美しい銀髪の美少女が周りの視線を集めていることに気付きその少女がナーシャさんと気づくのに数秒もかからなかった。


 「おはようございます。ナーシャさん。今日は、よろしくお願いします。」


 緊張していて、すごく固い挨拶になってしまった。


 「ズドラーストヴィーチェさなみさん。今日は、お誘い頂きありがとうございます。」


 冷静な口調で落ち着きのある挨拶。

 私と本当に同い年か?と疑問に思うほどに大人びている。

 そんな銀髪美少女に見惚れていたさなみだったが、後ろから、太っ、、いや、ガタイのいい女の子がひょっこり出てきた。


 「紹介するわね。私達の知り合い、栄 養子ちゃんよ今日は、3人で遊びにいきましょ。」


 なんてことだ、これでほとんど喋っことない3人が揃い遊びに行くことになった。

 気まずい通り越して帰りたい。

 そんな気持ちになっているとどうやら、最初の目的地に着いたらしい。


 「さて、食事にしましょうか。」


 そんなナーシャの言葉で着いたのは、某ファミレスのサイ⚫︎リアだ。


 「今日は、何を食べようかしら」


 「ここより、美味しいファミレスないもんね。」


 向こうの2人は、妙にテンションが高い気がするがさなみもそんな2人を見て若干テンションが上がるとともにお腹も減った。

 店内でウキウキでメニューを見ながら、


 「好きなもの頼んでいいのかしら養子。」


 「そんな訳ないじゃんナーシャ」


 さなみは、なかなかシビアな空気で会話している2人を見て聞きたくなった。


 「2人は、どんな仲なの?」


 「養子は、両親共に栄養士の家庭で食事にとても詳しいのよ。だから私も勉強しようと思っていつもこうやって食事に行くのよ。」


 「もちろん、普通に仲がいいのもあるけどね。」


 へぇー勉強熱心だな、と感心した。

 食事の栄養のことなど生まれてこのかた考えたこともない。

 知ってるとすればビタミンCは、疲労回復にいいことくらいかな?そんなことを考えていた。

 サイ⚫︎リヤで果たしてどんなものを食べると栄養にいいのか、はたまた野球に通じて来るのか確かに興味がある。


ここで3択

・ミラノ風ドリア

・たらこソースシシリー風

・マルゲリータピザ

この中だったら何を選んだらいいでしょうか

食べる人は、スポーツ選手とする。


 栄 養子クイズと題してこんな問題を出された。

 さて、どれにしたものか。

 感覚的には、ピザが一番ダメな気がする。

 2択で迷った挙句、さなみは、ミラノ風ドリアを選択した。


 正解は、

 どちらかというと

 たらこソースシシリー風


 理由は、まずタンパク質の量。

 筋肉を構成する栄養は、基本的にタンパク質、なので一食で18.9g取れるパスタ。

 次に脂質の量。

 これは、ピザが一番多いのでわかると思う。

 パスタもソースのせいで多少高くなっているけど、タンパク質の量との比率からまだ食べられるかなという感じだ。


 まず、ファミレスに来た時点でスポーツ選手としては、あまり良くないんだけどね。と前置きしながら、続けた。


 「まず、食事を決める時にこの2点を気をつけるだけでも体が変わってくるし、食事に対しての知識が変わってくる。一流の選手は、専属の栄養士がいるからできるけど私達アマチュアは、自分で出来ることは、自分でしなくちゃ。」


 おっしゃる通りだ。

 流石両親がプロの栄養士だけのことはある。

 そんなこんなでみんなで仲良くパスタとほうれん草のソテーを食べて店を後にした。


 「この後、どうするか決まってるの?」


 そんなさなみの声に仲のいい?2人がすぐに振り返り、こう答えた。


 「そんなの野球女子が集まったら行くところは、決まってる。公園よ。」


 グラブも何も持っていないさなみだったがなんとナーシャが2つ持ってきたらしい。

 なんて、用意周到なんだ。

 そして、なんと養子ちゃんに関しては、スパイクまで持ってきていた。

 これは、本格的になるぞ。

 そんな予感がした。

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