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下手なので野球教室に通ってみた  作者: あつ
序章 出会いと日常
12/24

中学生からの筋トレの重要性

そろそろ高校生になるあかりとさなみは、高校生になっても野球を続けようと考えており今後どうやって男子との差を埋めていくのか話し合っていた。


 「やはり左投手の変則投手ってだけじゃあ必ず頭打ちになる時が来ると思うんだよ。」


 そういった話にさなみは、興味深々だ。

 なぜなら男子をバタバタ打ち取っていくあかりがカッコよくて野球を始めたのだから。


 「最近は何に取り組んでるの?」


 このさなみの問いに答えたのは、あかりではなく背後からきたいつも通りのでっかい男だった。

 そう塾長である。

 塾長は、にこにこしながら


 「じゃあさなみにも体験してもらおう。百聞はは一見にしかずだ。」


と言ってどこから用意したのであろう赤色のファミリーカーに乗っていつもの工場の野球塾に向かう。


 「中学生になると男子はパワーが小学生の頃とは段違いに成長するしそれにともなって技術の習得も早くなってくる。ここで早めの準備をしておかないと手遅れになるかもしれないからね。」


 そういって野球塾に着くと見慣れない裏部屋に連れてこられた。

 部屋が暗くいかにも"アレ"な部屋の雰囲気だが臆さず入っていく。

 電気をつけるとなんと今流行りの24時間ジムのようなトレーニング器具がたくさん並んでいた。


 「あかりとさなみには筋トレをやってもらいます。」


 唖然とした。

 筋トレというのは、身体が固くなったり筋肉が大きくなって動けなくなると聞いたことがあるからだ。


 「これでどう野球がうまくなるんですか?私には、マイナスになるとしか思えません。」


 「そうだね。ただこの器具をつかって筋トレするだけじゃあ中学生の君たちは、怪我のリスクが増えて筋肉が固くなってしまう可能性があるね。」


 そういって塾長が案内し始めたのは見たことがない器具だった。

 ケーブルの先に重りが付いた板を押すと戻ってくる仕組みっぽい感じだ。


 「これは初動負荷といって身体の反射を利用して筋肉の伸び縮みを促すトレーニングで競技動作の瞬発力、パワー、関節の可動域などの向上が出来るんだ。」


 なるほどと言いながらあかりにも背中を押されさなみは、初動負荷の器具に座って動かしてみる。

 やる後悔よりやらない後悔だ。と聞いたことのあるようなセリフを言われながら、やってみると全然力も入らないし、筋肉がストレッチされていきなんだか気持ちがいい。

 身体も温かくなってきた。


 「初動負荷は、中学生のさなみにも適していてるんだ。小さいうちは、ガチガチにトレーニングするのではなく、"広く浅く"トレーニングしていく必要があるからね。」


 他にも体幹トレーニングや足を動かしながらのサーキットトレーニングなんかも"広く浅く"出来るトレーニングとして有効になってくる。

 筋トレすると身長が伸びなくなると言われているがそうとも言い切れない。

 筋肉を刺激することによってホルモンが分泌され身体の作りが変わり身長も伸びると言われている。

 ようは、やり方次第なのだ。


 そして汗を十分に流して塾裏のトレーニングが終わり、表であかりとさなみはキャッチボールを始める。

 一球投げただけで違いを感じた。

 ボールに体重が乗ってる感じがするし、身体の操作性も上がっている。


 「違いがわかるみたいだね。これを続けていけば身体を自由自在に動かせる。そうなってくるとこれまで出来なかった動きができるようになってくるよね。高校生になって最初に苦戦する変化球への対応への準備にもなるね。」


 筋肉や関節の可動域がないと出来ない動きが野球でパフォーマンスの向上や怪我の防止でとても役に立つことはよくわかった。

 筋トレは始めるのが早ければ早いだけ効果的で有利に働く。

 そこを理解して今後も知識をつけていきたいと思うさなみであった。


 

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