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下手なので野球教室に通ってみた  作者: あつ
序章 出会いと日常
11/24

ユーティリティプレーヤー

 ある日の放課後。

 さなみはあまりボールが飛んでこないという理由だけで外野手としての出場が多いので守備練習をたくさんしてきたわけではない。

 なのでおそらく人数が増えてきたらすぐにレギュラーから外されてしまい試合に出れなくなってしまうだろうと最近考えていた。

 監督である父に相談するととても人間関係的にやらしくなってしまうのでこういった相談はいつもあかりにしている。

 学校も終わり練習もなく普通に家に帰りがてらあかりに連絡し、野球教室によってみた。

 いつも通りインターホンを押して中に入ると珍しくあかりが塾長と守備練習をしている。

 いつもならバッティングかピッチングなのにと思いながら挨拶をすると塾長が


 「やあ、よく来たね待ってたよ。なんでこの教室に来たかはある程度あかりから聞いているよ。」


 と言ってきた。

 なかなか話が早い。

 

 「試合に出続ける秘訣やコツみたいのってあるんですか?やっぱり監督とかの好き嫌いとかで決まるんですよね?」


 「なかにはそういう監督もいるかもしれないけどやっぱり1番は打つことだね。アマチュアは、特に数値としてすぐにわかって、勝利に直結するであろうバッティングを重視して使うことがおおいからね。守備は正直投手に任せておけばいいという指導者もいるくらいだ。」


 確かに守備で何点防げたかより、バッティングで何点稼いだか数える方が簡単だしわかりやすい。

 それじゃあ私出れなくなるじゃんという考えに至ったところでこんな話が出てきた。


 「実はね今流行になっている。そして、強いチームほどやっている選手の使い方としてあるのがユーティリティプレーヤーなんだよ。」


 「ユーティリティ?なんですか便利屋みたいなかんじですか?」


 「直訳するとそんな感じだね。野球では複数ポジションをこなしている人を言うんだが、まあ分かる通り相当なセンスと技術がいるから難しいとされているんだ。最近だとソフトバンクなんかが複数ポジションこなす選手を増やして怪我人の対応時に役立てているよね。」


 つまり、複数ポジションをこなせる選手が複数いると、レギュラー級の選手が怪我で試合に出れなくなったとしてもポジションをぐるりと回せるため多少なりダメージを軽減することが出来るためこれができるチームは、シーズンを戦っていく上でとても有利になってくる。


 「じゃあ今回は、内野と外野どちらも出来るように練習していく方法を教えていこう。」


 ここは、素直にやってみようと思い。


 「よろしくお願いします。」


 と返事をした。


 「まず、外野をいつもやっているあかりにとって内野で一番最初につまずくのはカバーリングだと思うんだ。こればかりは、実戦で覚えていって頭に入っていないと出来ないからね。特に二遊間は、そういった動きが多いから、今回はサードに焦点を置いてみよう。」


 確かに巨人の岡本選手やソフトバンクのグラシアル選手など複数ポジションをこなす選手の代表格がだいたいこの外野とサードのセットが多いと感じていたところだ。

 そして、どちらも打てないと守れないポジションになってくるから最初打つことが大切って言ったのかと理解してきた。


 そして、本題に入る。


 「基本的にサードを守れるようにするにはどうしたらいいんですか?」


 「まずは、サードは基本左右の動きが少ないけど打球が速いんだ。だからしっかりと捕れなくても前に落としてそれから送球していくことが大切なんだ。打球が速い分余裕持って送球すれば間に合うからね。」


 「バッティングがいいということは、速い球への対応がいいということだから、サードでの打球処理の時に速い球がきても対応できるという理論ですね。」


 「いいところに気がつくね。俺もその通りだとおもうよ。」


 つまり、バッティングができることでユーティリティプレーヤーの幅を広げられるということだ。

 野球のセンスや技術がとても必要になってくるがユーティリティプレーヤーを極めると野球全体が見えるようになって、野球人としてのスキルや全体を見透す力がついて一段とレベルアップできるに違いない。


 「ユーティリティプレーヤーで大変なのは、もう一つあるんだよね。それは、グローブを複数持たなきゃいけないことなんだ。かくゆう、あかりもこれを目指していてグローブを何個買わされたかわからないんだよ。」


 さぞ、母親にぐちぐち言われたのであろうがそこは、そっとしておくことに決めた。

ペースがだいぶおちましたが、ゆっくりやっていきます。

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