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下手なので野球教室に通ってみた  作者: あつ
序章 出会いと日常
10/24

打順の組み方

 今日は朝から部屋でゴロゴロして過ごすと決めたら最後さなみは一歩たりとも布団から出ることはない。

 スマホを触っていたら一日過ぎるなんて今の時代の人ならザラにあるのだから罪悪感もない。

 何気なくテレビなんかも付けちゃってお菓子を横に置き寝ながら何でもやるという形が整ったところで本格的にだらだらしようかなと思った矢先スマホから音がする。

 メッセージかなと開いてみると、


 今やってる試合面白いよね。


 そんなメッセージが届いていた。

 あかりからだったがもちろんなんのことかさっぱりわからない。

 どうせ野球の試合だろうと予想がつくにはつくがこんな朝方からやっているものなのだろうか。

 スマホで調べてもプロ野球は当然まだ始まっていない。

 仕方なくあかりに


 なんの試合のこと?


 とメッセージすると秒で返信が返ってきた。


 そんなんメジャーリーグに決まってんじゃん。


 そんなことありますか?

 絶対決まってないやろと突っ込みたくなるのを堪えて少し気になったさなみはテレビのチャンネルを回してみると確かにBSでやっていた。

 普段BSなんて深夜のアニメ放送しか使ったことがないので気にしたこともなかった。

 そしてこの試合は面白いとあかりが言っているがどこが面白いのだろうと見ていたが全く分からない。

 確かにスコア的にいい試合をしているのは確かだがどうしても日本のプロ野球となんら変わらないのではと思ってしまう。

 そこでメッセージであかりに質問してみる。


 この試合のどこが面白いのちょっと私じゃ分からない。


 こんな風に送ってみるとこれも秒で返信が返ってきた。


 ホームラン数と打順よく見てみてよ。


 と返ってきた。

 ホームラン数?と思いながらスマホを使いつつ調べてみると確かに興味深い並びになっていた。

 2番打者が1番打率がよくホームランもチーム上位の数打っていたのだ。

 日本では2番打者とはランナーを送ったり相手投手の球数を稼ぐためにファールで粘ったりといわゆる何でも屋のような小技メインな打者が入るイメージだがメジャーのこのチームはまるっきり違う。

 2番打者にチーム1の好打者を入れてるんだねと送るとこれまた秒で返信が返ってきて説明を始めた。


 そうだね、バントの不必要性が確立した現代の野球においてチャンスを広げて得点率を上げていこうとしたら2番打者というのがとても重要になってくるのは明白なんだ。

 この2番打者がしっかりすればクリーナップに高確率でチャンスで回るし不利になって四球で歩かされることもなくなるんだ。

 だからこの2番打者を中心に他の打順を考えていけば自ずと適正打順になっていくということだね。

 以上のことをまとめると


 1番 出塁率が1番高い打者

 2番 チーム1の好打者

 3番 得点圏打率が高い打者

 4番 ホームランが狙える長距離砲


 といったところかな。

 時々3番と4番逆だろという打順の組み方をする指導者もいるけどこういったデータから選んでいけば間違い無いね。

 アマチュア野球じゃあなかなかデータとかを参考にできない分難しいけど性格や印象を視野に入れながら組めばなおいいかもね。


 となかなか長いというか読みづらいというか電話してこいよと思う内容だがそこは突っ込まずにしっかりと読んでまたしっかりとメジャーの試合を見てみる。

 確かに2番に好打者を入れているチームの方がスコア効率がとてもいいような気がする。

 というのもヒット数と得点数がそれなりにいいのである。

 時々二桁安打しているのに1点しか入っていない試合を見ることがある。

 これはやっぱり打順の組み方に問題があり監督の責任とされることが多い。

 打順の組み方をしっかりと理解してやることで勝率が変わるのであれば勉強していきたいなと思ってしまった。

 またこの野球マニアに乗せられる形になってしまったが致し方ない。

 プロ野球でもそこらへん意識して見てみるかと思ったさなみであったがやはり今日はベットの中でゴロゴロしようと決めた。


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