表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(往路) 中日本
83/270

7862T列車 フクロウの威嚇

皇紀2745年3月25日(第31日目) 国鉄(こくてつ)東海道本線(とうかいどうほんせん)掛川(かけがわ)駅。

「まさか、掛川花鳥園が駅から10分ちょっとで来れる場所にあるとはねぇ・・・。」

僕は感心混じりに独り言を言った。こちらは地元過ぎて知らないと言うよりは花鳥園の回りから駅からそれほど離れていないところだと想像できなかったからである。

 萌は僕のことはほっといて1羽の小さいフクロウに黄色い声を上げている。確かに、可愛いとは思うけど・・・。

「ねぇ、この子。すっごく可愛いよ。ビックリしたら自分を細く見せちゃうんだって。」

そういえば、そういうフクロウここにいたなぁ・・・。今はちゃんとフクロウの形をしている。その近くには板っきれみたいになったイメージがある。アフリカオオコノハズクの「ポポちゃん」だって。

「ポポちゃんを腕に載っけられるんだって。ねぇ、載っけて貰おうよ。」

「僕は良いよ。ていうか、イベントでないとダメなんだって。」

「・・・。」

 皿に奥に進むと温室に進む。大きな吹奏があって、そこには大きな蓮が浮かんでいる。そのうち一つに子供が載っている。

「あっ、あれって人が載れるって蓮。私も載れるかな。」

「萌は重すぎるから、載れないだろ。」

事実、直径1.6メートルのオオオニバスに載れるのは体重20キロ以下となっている。萌の体重は少なくとも耐荷重の2倍以上はあるんだからなぁ。載った瞬間にブクブク沈んで全身びしょ濡れになって戻ってくることになるよなぁ。

「それは私が太ったって言いたいの。」

「そんなに乗りたいなら乗ってくれば。びしょ濡れになって帰ってきてくれるんなら僕はそれでいいけど。」

「・・・じゃあ、やめとく。全身びしょ濡れになってナガシィからエロい目で見られるのは嫌だもん。」

「よく言うよ。誘ってくるのはまずそっちのくせに。」

「フフ。」

「・・・外で鳥のショーがあるって。見に行く。」

「うん。」

 鳥のショーを見てから掛川(かけがわ)駅に戻る。ちょうど「こだま」があったので、静岡(しずおか)まで自由席料金を払って次元跳躍。その後、身延線(みのぶせん)に直通する特急列車「ふじかわ」に乗り、甲府(こうふ)へ向かう。それから特急「スーパーあずさ」に乗って、八王子(はちおうじ)に行く。八王子(はちおうじ)に着いた頃には夜遅くなっている。

掛川(かけがわ)東海道新幹線(とうかいどうしんかんせん)「こだま」→静岡(しずおか)

静岡(しずおか)東海道本線(とうかいどうほんせん)身延線(みのぶせん)特急「(ワイドビュー)ふじかわ」→甲府(こうふ)

甲府(こうふ)中央本線(ちゅうおうほんせん)特急「スーパーあずさ」→八王子(はちおうじ)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路八王子(はちおうじ)駅で途中下車


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ