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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(往路) 中日本
82/270

7861T列車 近くて遠い

皇紀2745年3月25日(第31日目) 遠州鉄道(えんてつ)西鹿島線(にししかじません)芝本(しばもと)駅。

 芝本(しばもと)駅から普通列車に乗り、西鹿島(にししかじま)駅に戻る。

芝本(しばもと)遠州鉄道(えんてつ)西鹿島線(にししかじません)西鹿島(にししかじま)

芝本(しばもと)西鹿島(にししかじま)間の乗車券使用開始および終了

西鹿島(にししかじま)二俣線(ふたまたせん)遠州鉄道(えんてつ)急行)→遠江二俣(とおとうみふたまた)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路西鹿島(にししかじま)駅から使用再開

 西鹿島(にししかじま)駅で電車を乗り換え。遠州鉄道(えんてつ)西鹿島(にししかじま)駅から二俣線(ふたまたせん)に急行列車が乗り入れている。「急行 遠江二俣(とおとうみふたまた)」と掲げたまま二俣線(ふたまたせん)に入るが、そちらでは各駅に停まる。

 西鹿島(にししかじま)駅を出発するとすぐに天竜川を渡る。

「考えてみたら、ここまで上流の天竜川を鉄道で越えた事って無かったなぁ・・・。」

地元でも天竜浜名湖鉄道に乗ったことが少ないからなぁ。向こうは遠州鉄道(えんてつ)国鉄(こくてつ)の乗り入れはとっくに無くなっていたし、まして電化もされていないからなぁ・・・。

 天竜川を渡るとすぐにトンネルに入る。トンネルを抜け二俣新町に停車。その五本の1分ほどで遠江二俣(とおとうみふたまた)駅に入る。駅舎から一番遠いホームに遠州鉄道(えんてつ)の赤い電車4両が止まっている。それは僕たちが乗ってきた急行列車がホームに止まってから、新浜松(しんはままつ)に向かって発車していった。

「結構忙しいんだね。」

「単線だからなぁ・・・。」

 ホームとホームは踏切でつながっている。つまり、この駅は発車するホームによって駆け込み乗車が出来ない仕様になっているのかぁ。なんてことは見れば分かるのだけど・・・。これも考えたことなかったなぁ。大体の駅は地下道か跨線橋でつながっているから、ホームからホームへ線路を渡って移動すると言うこと自体珍しい行為ではある。渡っている間にまた踏切が鳴り出した。急いで駅舎側のホームに向かう。ここから掛川(かけがわ)行きの二俣線(ふたまたせん)に乗る。

遠江二俣(とおとうみふたまた)二俣線(ふたまたせん)掛川(かけがわ)

 豊岡(とよおか)駅で遠江二俣(とおとうみふたまた)行きの列車と行き違いを行い掛川(かけがわ)方面へと走る。それにしてもこんな路線さえ僕たちはまともに乗ったことがなかったのか。それを思い知らされる。

「・・・今日はもうこのまま掛川(かけがわ)まで抜けちゃう。」

「そうだな・・・。今から降りても良いけど。萌はどうしたい。」

「私もあんまり見たいところ無いかなぁ・・・。」

「ハハハ・・・。そうだな。案外地元ってスルーだな。」

「灯台もと暗し」っていう言葉は捜し物以外にもあるのかもしれない。そんなことを考えながら、二俣線(ふたまたせん)のディーゼルカーにゆられた。

 左側から新幹線のホームが近づいてくる。新大阪方面と東京(とうきょう)方面にそれぞれ「ひかり号」が通過する。これで一昨日外れた東海道本線(とうかいどうほんせん)に戻ってきた。

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路掛川(かけがわ)駅で途中下車


一口メモ

遠州鉄道(えんてつ)2000形

地方私鉄の新型電車の一つ。電圧直流1500V対応でVVVFインバーター制御を装備する。現実とは違い幅広い運用に就くため2両編成と4両編成の2種類がある。


国鉄(こくてつ)25系気動車

東海地区を中心に運用されているディーゼルカー。2両1組の25系0番台、寒地仕様向け1000番台、1両単体の500番台、寒地仕様向け1500番台からなるグループ。見た目はほぼ313系であり、電車をそのままディーゼルカーにしたようなものとなっている。



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