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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(往路) 中日本
71/270

7850T列車 宣告

皇紀2745年3月18日(第24日目) 国鉄(こくてつ)大糸線(おおいとせん)穂高(ほたか)駅。

「ナガシィ、あれでもダメだった。」

「うーん、ちょっとわさびがキツい・・・。」

「そんなにキツくも無いと思うけどなぁ・・・。ナガシィ。もしこれで私太ったらナガシィのせいだからね。」

「そもそも、そんな太る体質じゃないら。」

 穂高(ほたか)駅まで戻ってレンタサイクルを返し、大糸線(おおいとせん)の列車に乗る。

穂高(ほたか)大糸線(おおいとせん)白馬(はくば)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路穂高(ほたか)駅より使用再開

 大糸線(おおいとせん)の列車は山脈を見ながら、北上する。てっぺんにはまだ雪が残っている。あの辺りに春が訪れるのは一体何時になるのだろう。そんなことをふと考える。

 木崎湖、中綱湖、青木湖の順番で湖を眺め。白馬(はくば)駅に到着。また長いこと列車に乗っていたからここで降りることにしようか。

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路白馬(はくば)駅で途中下車

 駅の近くにあるみみずくの湯でも行ってみようか。そう思って列車を降りてみたが、結構混んでいる。これは温泉を探して渡り歩かないといけないかな。二人でそんなことを話ながら、白馬(はくば)の街を歩いてまわったが、温泉にたどり着く前に体の方が冷えてしまった。これはちょっと失敗したかもしれない。

白馬(はくば)大糸線(おおいとせん)南小谷(みなみおたり)

南小谷(みなみおたり)大糸線(おおいとせん)糸魚川(いといがわ)

 体を温めてから、大糸線(おおいとせん)の列車に乗り再び北上する。だんだんと日が暮れてきて、糸魚川(いといがわ)に着く頃には真っ暗になった。長いホームの一角にディーゼルカーが止まった。

「時間かかったわねぇ・・・。」

「ああ。大糸線(おおいとせん)ってグネグネ曲がってるから本当に時間かかるからなぁ。」

「ピョッ・・・。」

ちょうど特急列車が通過していった。また忙しいところに出てきたもんだな・・・。

「ナガシィ、どうする。このまま直江津(ごうつ)まで行っちゃう。」

「いけるなぁ。次の列車は何。」

上野(うえの)行きの特急「はくたか」だって。」

特急列車か。余り長い時間乗るわけじゃないが・・・。

「最長往復切符って長野(ながの)の方に抜ける必要があるからなぁ・・・。急行「能登(のと)」が走ってるから、経路としては完璧なんだけどね。」

「ナガシィ、それは私に死ねって言うの。」

乗る気じゃないか。

「まぁ、どうしてもやりたいって言うなら、付き合うけど。」

「・・・じゃあ、やっちゃうか。その代わりに明日は余り乗らずに行動終了しようか。」

「オッケイ。」

「でも、それまでの間どうする。まだ5時間くらいは時間潰さないといけないけど。」

「カラオケ行く。久々に歌いたい気分なんだ。」

「分かったよ。」

 ここから信越本線(しんえつほんせん)経由上野(うえの)行き急行「能登(のと)」が発車するのは日付が変わってからだ。

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路糸魚川(いといがわ)駅で途中下車

糸魚川(いといがわ)北陸本線(ほくりくほんせん)信越本線(しんえつほんせん)急行「能登(のと)」→長野(ながの)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路豊野(とよの)駅通過に伴い途中下車

豊野(とよの)長野(ながの)長野(ながの)駅で下車時運賃精算の上乗車


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