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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(往路) 中日本
68/270

7847T列車 那智

皇紀2745年3月17日(第23日目) 国鉄(こくてつ)紀勢本線(きせいほんせん)紀伊勝浦(きいかつうら)駅。

和歌山(わかやま)紀勢本線(きせいほんせん)「はやたま」→紀伊勝浦(きいかつうら)

 「はやたま」の座席も拷問器具に近いなぁ・・・。だが、座席指定車は幾分和らいでいるか。しかし、自由席に座っている人たちは余りいい顔はしていない。リクライニングしない座席とリクライニングする座席。この二つを隔てるものはたった500円ちょっとの料金だが、この差が生み出す快適さはどんな壁よりも高そうだ。

「おはよう、萌。」

「おはよう・・・。ナガシィ・・・。ここどこ。」

紀伊勝浦(きいかつうら)。」

「降りるの。」

萌がそう聞いたので、僕は小さく頷いた。ホームを歩いていると車内にいる18キッパーがこちらに目を向けてくることがある。「こんなところで降りるのか・・・。」というような目線をこちらに向けてくる。

「・・・萌どうした。」

萌が突然僕の服を掴んできたのでそう聞いた。

「えっ、あっ。何でも無いよ。」

「そう。」

怖いんだな。まぁ、確かにゾンビみたいな顔してるし・・・。

 少しあたりがうるさくなり、上をオーシャングリーン、下を白で塗られた特急列車が入線してきた。まだ時間は5時ちょっと過ぎだが、今から大阪(おおさか)に向かう特急「オーシャンアロー」京都(きょうと)行きだ。こんな時間から出勤とは恐れ入る。

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路紀伊勝浦(きいかつうら)駅で途中下車

 駅前に止まっているタクシーを拾い那智大社に参拝。まだ暗かったけど。まぁ、この時間に参拝したんじゃ、仕方がないか。またお昼に参拝しようかな。萌にそれを話すと「また来たいときでいいんじゃない。」といった。余り乗る気じゃないのかな。

紀伊勝浦(きいかつうら)紀勢本線(きせいほんせん)新宮(しんぐう)

新宮(しんぐう)紀勢本線(きせいほんせん)多気(たき)

 紀伊勝浦(きいかつうら)から新宮(しんぐう)まで普通列車に乗り、新宮(しんぐう)からは多気(たき)まで普通列車に乗る。学生の通学時間が始まる時間帯となるとさすがにC寝台とするわけにも行かなくなる。長時間列車に乗っているとその時間も過ぎ去り、C寝台が出来るようにもなってくるが、しないで多気(たき)駅で下車する。

 僕たちはここから伊勢(いせ)神宮に参拝するため参宮線(さんぐうせん)伊勢市(いせし)へ向かった。近畿日本鉄道(きんてつ)としのぎを削っているのかと言われると痛いところを突いてくれるなとしかいいようが無い。

 お昼は伊勢(いせ)神宮の近辺で食べ歩きになるかな・・・。

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路多気(たき)駅で途中下車

多気(たき)参宮線(さんぐうせん)快速「みえ」→伊勢市(いせし)

多気(たき)伊勢市(いせし)間の乗車券使用開始ないし使用終了


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