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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(往路) 近畿
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7846T列車 古いという権威

皇紀2745年3月16日(第22日目) 国鉄(こくてつ)関西本線(かんさいほんせん)法隆寺(ほうりゅうじ)駅。

 法隆寺(ほうりゅうじ)に行って帰ってきたけど、日本最古の木造建築の凄さはやはりよく分からない。だが、それは論理的に説明できなくてもよいのだ。「古い」それが全てなのだからそれでいいのだ。僕は法隆寺(ほうりゅうじ)の凄さをそれで納得することにする。

法隆寺(ほうりゅうじ)関西本線(かんさいほんせん)快速「大和路(やまとじ)ライナー」→奈良(なら)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路法隆寺(ほうりゅうじ)駅から使用再開

 関西本線(かんさいほんせん)の列車に乗って終点の奈良(なら)駅で下車。午前中に木津(きづ)駅を通ったがそこは奈良(なら)駅から2つ北にある駅。ここまで近いと経路をすっぽかして、短絡したい気持ちになるが・・・それが出来ないって言うのはねぇ・・・。

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路奈良(なら)駅で途中下車

 ここでいったんお昼ご飯のために下車。お昼ご飯を食べ終わってから桜井線(さくらいせん)に乗り換える。

奈良(なら)桜井線(さくらいせん)天理(てんり)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路天理(てんり)駅で途中下車

 天理(てんり)駅でいったん途中下車。天理(てんり)天理(てんり)教の総本山となる宗教都市。駅の至る所に「お帰りなさい」と書いてあるところ、天理(てんり)教がどういう宗教かよく分かるようになっている。天理(てんり)教に入信するつもりだけはないから、許してつかあさい。

天理(てんり)桜井線(さくらいせん)畝傍(うねび)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路畝傍(うねび)駅で途中下車

 畝傍(うねび)駅までの道中でいかに国鉄(こくてつ)近畿日本鉄道(きんてつ)の尻に敷かれているかを実感してから、僕たちは橿原神宮に参拝。やっぱり、人が多いなぁ。建国記念日の2月11日になったら、これどうなるんだろうなぁ・・・。

畝傍(うねび)桜井線(さくらいせん)高田(たかだ)

高田(たかだ)和歌山線(わかやません)和歌山(わかやま)

 畝傍(うねび)駅に戻ってから、僕たちは桜井線(さくらいせん)和歌山線(わかやません)を乗継いで和歌山(わかやま)駅に行った。さすがに3時間くらい座っていると。

「頭、おかしくなりそう。」

「それはいつものこと。」

「ハハハ。そうだねぇ。」

「でも、ナガシィ。和歌山(わかやま)で泊まる。」

「どうしようかな。このまま行ったら和歌山(わかやま)夜中だもんなぁ・・・。」

「銭湯でもいいからお風呂には入りたいかな。ナガシィ一緒にはいる。」

和歌山(わかやま)に混浴なんて無いでしょ。」

「ホテルのユニットバスなら一緒にはいれるよ。」

「ていうか、なんでそんなに僕と一緒にはいること推してるのかな。萌、あんまり変なこと行ってると自分が変態だと思われるよ。」

「変態のナガシィにいわれたくは無いわね。フフフ。」

「・・・。」

「「はやたま」にでも乗るか。

「えっ。」

「よかったねぇ、萌。今から明日の朝まで拷問器具コースだよ。もっと喜んだら。」

「ただのゲスでしょうが、ナガシィ酷い。」

「昨日の夜は萌の我が儘に付き合ったんだから、今日の夜は僕の我が儘に付き合え。」

「昨日は別に私がしたくてしたんじゃなくて、ナガシィがしたいかなと思ったから・・・。って何ベラベラ言わせるのよ。」

「自分で喋ったんだろうが。」

 簡単な食事と銭湯に入ることで体を洗ってから、また和歌山(わかやま)駅に戻って新宮(しんぐう)行きの普通列車に乗り換えた。乗る列車は225系8両編成。内1両は関西でよく見る座席指定車が連結されていた。

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路和歌山(わかやま)駅で途中下車

和歌山(わかやま)紀勢本線(きせいほんせん)「はやたま」→紀伊勝浦(きいかつうら)


一口メモ

国鉄(こくてつ)225系5000番台

日根野に配属されている「関空(かんくう)ライナー」・「紀州路(きしゅうじ)ライナー」向け通勤電車。基本編成8両の内1両に座席指定車が組み込まれており、着席需要に応えている。なお、現実の5000番台と違い最高時速130キロ運転に対応する。


普通「はやたま」

新大阪(しんおおさか)新宮(しんぐう)間を走行する夜行普通列車。1両座席指定車両を連結しているため、普通列車ながらも列車愛称を持っている珍しい列車である。また御坊、紀伊田辺、白浜などへの最終列車としての側面も持つ。


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