7841T列車 Yes we can.
皇紀2745年3月14日(第20日目) 国鉄宮津線天橋立駅。
「おはようございます。」
「おはよう、萌。」
「昨日は満足した。」
「その話はここまで。」
「はい、はい。満足したのね。」
「だから、その話はそこまで。」
まぁ、その話はここまでだ。いや、そう引きずるからダメなのか。僕たちは天橋立駅へ行って宮津線の列車に乗る。多くの列車は特急も含めて福知山方面に向かって行ってしまう。宮津駅で乗り換えれば西舞鶴の方へ行けばいけるようだ。
天橋立→宮津線→宮津
宮津→宮津線→西舞鶴
宮津線って結構景色いいところ走っているんだな。景色を見ていてそう思っていた。景色は客を呼び込むために必要な要素の一つだ。宮津線も「あかまつ」でも走らせれば良いんじゃないかな。まぁ、素人の戯言に過ぎないけどね。
西舞鶴駅にやって来ると沢山の貨車が止まっていた。止まっている貨車の全てに「帝国海軍軍令部」と書いてある辺り、舞鶴鎮守府への物資輸送のために機能しているというのがよく分かる。
西舞鶴→舞鶴線→東舞鶴
東舞鶴→小浜線→松尾寺
枕崎→広尾間の最長往復切符往路松尾寺駅で途中下車
松尾寺駅で下車し、歩いてこの駅の由来となった松尾寺まで向かう。西国三十三所の29番目のお寺と言うことらしいが、駅から3キロくらい離れているため、歩いてのアクセスには向かない。まぁ、小浜線の列車はそれほど多くないからこういう事しても大丈夫なんだけど。さすがに帰りはタクシーだ。
松尾寺→小浜線→若狭高浜
枕崎→広尾間の最長往復切符往路若狭高浜駅で途中下車
若狭高浜駅から15分ほど歩いて明鏡洞に行く。岩と岩の間に穴が空いている。侵食によってこういう形になったかと思うと自然の力って言うものは本当に凄いものだと実感される。自然の凄さを実感したら、高浜城址を見て回り、若狭高浜駅に戻り、小浜線をさらに東に進む。
若狭高浜→小浜線→敦賀
若狭高浜を発車した列車はまもなく小浜駅へとやって来る。小浜は歴史の深い建物が多いらしい。それは応仁の乱に伴い京都の人間が小浜に入ってきたかららしい。まぁ、でもここなら「Yes we can.」って言ったみたいよね。小浜駅で僕たちの乗っている列車の前に1両、若江線近江今津行きを連結し、発車する。
上中で発車段階から連結している1両が若江線近江今津方面に向かって分かれていく。あれに乗っていったらかなり早い段階で大阪の方へと向かっていけるが、それは出来ないなぁ・・・やりたいけど。
枕崎→広尾間の最長往復切符往路敦賀駅で途中下車




