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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(往路) 近畿
62/270

7841T列車 Yes we can.

皇紀2745年3月14日(第20日目) 国鉄(こくてつ)宮津線(みやづせん)天橋立(あまのはしだて)駅。

「おはようございます。」

「おはよう、萌。」

「昨日は満足した。」

「その話はここまで。」

「はい、はい。満足したのね。」

「だから、その話はそこまで。」

 まぁ、その話はここまでだ。いや、そう引きずるからダメなのか。僕たちは天橋立(あまのはしだて)駅へ行って宮津線(みやづせん)の列車に乗る。多くの列車は特急も含めて福知山方面に向かって行ってしまう。宮津(みやづ)駅で乗り換えれば西舞鶴(にしまいづる)の方へ行けばいけるようだ。

天橋立(あまのはしだて)宮津線(みやづせん)宮津(みやづ)

宮津(みやづ)宮津線(みやづせん)西舞鶴(にしまいづる)

 宮津線(みやづせん)って結構景色いいところ走っているんだな。景色を見ていてそう思っていた。景色は客を呼び込むために必要な要素の一つだ。宮津線(みやづせん)も「あかまつ」でも走らせれば良いんじゃないかな。まぁ、素人の戯言に過ぎないけどね。

 西舞鶴(にしまいづる)駅にやって来ると沢山の貨車が止まっていた。止まっている貨車の全てに「帝国海軍軍令部」と書いてある辺り、舞鶴鎮守府への物資輸送のために機能しているというのがよく分かる。

西舞鶴(にしまいづる)舞鶴線(まいづるせん)東舞鶴(ひがしまいづる)

東舞鶴(ひがしまいづる)小浜線(おばません)松尾寺(まつおでら)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路松尾寺(まつおでら)駅で途中下車

 松尾寺(まつおでら)駅で下車し、歩いてこの駅の由来となった松尾寺(まつおでら)まで向かう。西国三十三所の29番目のお寺と言うことらしいが、駅から3キロくらい離れているため、歩いてのアクセスには向かない。まぁ、小浜線(おばません)の列車はそれほど多くないからこういう事しても大丈夫なんだけど。さすがに帰りはタクシーだ。

松尾寺(まつおでら)小浜線(おばません)若狭高浜(わかさたかはま)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路若狭高浜(わかさたかはま)駅で途中下車

 若狭高浜(わかさたかはま)駅から15分ほど歩いて明鏡洞に行く。岩と岩の間に穴が空いている。侵食によってこういう形になったかと思うと自然の力って言うものは本当に凄いものだと実感される。自然の凄さを実感したら、高浜城址を見て回り、若狭高浜(わかさたかはま)駅に戻り、小浜線(おばません)をさらに東に進む。

若狭高浜(わかさたかはま)小浜線(おばません)敦賀(つるが)

 若狭高浜(わかさたかはま)を発車した列車はまもなく小浜(おばま)駅へとやって来る。小浜(おばま)は歴史の深い建物が多いらしい。それは応仁の乱に伴い京都(きょうと)の人間が小浜(おばま)に入ってきたかららしい。まぁ、でもここなら「Yes we can.」って言ったみたいよね。小浜(おばま)駅で僕たちの乗っている列車の前に1両、若江線(じゃっこうせん)近江今津(おうみいまづ)行きを連結し、発車する。

 上中(かみなか)で発車段階から連結している1両が若江線(じゃっこうせん)近江今津(おうみいまづ)方面に向かって分かれていく。あれに乗っていったらかなり早い段階で大阪(おおさか)の方へと向かっていけるが、それは出来ないなぁ・・・やりたいけど。

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路敦賀(つるが)駅で途中下車


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