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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(往路) 近畿
61/270

7840T列車 綺麗な景色

皇紀2745年3月13日(第19日目) 国鉄(こくてつ)山陽本線(さんようほんせん)明石(あかし)駅。

 明石城址を見てから、隣の西明石(にしあかし)駅に移動する。西明石(にしあかし)駅からは新幹線に乗って京都(きょうと)駅に向かうのだ。

明石(あかし)山陽本線(さんようほんせん)西明石(にしあかし)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路明石(あかし)駅から使用再開

「でも、考えてみれば今まで新幹線使ったことなかったわね。」

「そういえばそうだな・・・。」

考えてもみなかったなぁ・・・。いつも遠出するなら新幹線でぶっ飛んでいくのが基本だったしなぁ。しかし、こっちでは新幹線は東海道(とうかいどう)山陽新幹線(さんようしんかんせん)しかない。遠出しようにも新幹線を使えない場合って言うのがある。最長往復切符の長距離移動はもっぱら寝台特急か、特急だったからな。

 ちょうどホームで待っていると0系新幹線が元気よく通過していった。

「こんな光景が昔は普通だったと思うと涙が出てきますなぁ・・・。」

「ナガシィ、気持ち悪い。」

「・・・ううん。気持ち悪いは酷いんじゃないの。」

「フフ。ご・・・。」

萌の声が聞こえなくなった。新幹線の通過する轟音が辺りを包む。今度は博多方面に向かって0系新幹線が通過する。

「バチバチアーク飛ばしてくな。」

0系新幹線の16両編成中集電装置は8機。夜に露光時間長めで撮影すると一筋の青白い線が出来るから、本当に綺麗なんだろうなぁ・・・。見てみたい。

「何か見てみたいと思った。」

「ああ。まぁね。」

「それ帰ってきたときに見れたらいいね。」

「今度は見れるように調整しないとね。」

西明石(にしあかし)山陽新幹線(さんようしんかんせん)「こだま」→新大阪(しんおおさか)

 新大阪(しんおおさか)までの間に駅弁を食べる。列車の中でいくつも駅弁を食べてきたけど、新幹線の中で食べる駅弁は慌ただしいなぁ・・・。これ新快速の中で食べた方が良かったかな。ちょっとこれは選択を誤ったか。

「まもなく、新大阪(しんおおさか)です。」

食べ終わる前に新大阪(しんおおさか)に着いてしまった。山陽新幹線(さんようしんかんせん)の「こだま」は東海道新幹線(とうかいどうしんかんせん)に直通することはないのかな。

「どうする。駅弁途中で終わっちゃったけど。」

「新快速が座席指定車連結してたけど、ここで乗っちゃおうか。」

 指定席券買う必要あるなぁ。

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路新大阪(しんおおさか)駅で途中下車

新大阪(しんおおさか)東海道本線(とうかいどうほんせん)新快速「ブルーライナー」→京都(きょうと)

 新快速の3号車と4号車に入ってみる。感想はまんま特急列車だな。新快速は大阪(おおさか)近辺でかなり混んでいるようで座席指定車の2両以外の9両は立ち客がドア付近にあふれた状態になっていた。

「これで300円ちょっとは安いね。」

「ところで、ナガシィ。これからどうする。」

「うーん・・・。どうしようか。」

「このまま行けば敦賀(つるが)の方に行けなくはないかな。」

天橋立(あまのはしだて)に行く。」

「・・・それでいいんじゃない。私も久々に天橋立(あまのはしだて)見たいし。」

「じゃあ、そうしようか。」

京都(きょうと)山陰本線(さんいんほんせん)特急「きのさき」→豊岡(とよおか)

豊岡(とよおか)宮津線(みやづせん)天橋立(あまのはしだて)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路天橋立(あまのはしだて)駅で途中下車

 今日は日本三景の一つを見て、いい気分になってからいい夜が過ごせそうだ。


一口メモ

国鉄(こくてつ)0系新幹線

東海道新幹線開業時に走り始めた世界最初の高速鉄道車両。


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