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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(往路) 中国
42/270

7821T列車 ギブアンドテイク

皇紀2745年3月1日(第7日目) 国鉄(こくてつ)山陽本線(さんようほんせん)防府(ほうふ)駅。

 防府(ほうふ)駅から徒歩20分ほどで防府(ほうふ)天満宮へと着く。京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮と合わせ、日本三大天神の一つとして数えられるだけあって、普通の日であっても相当数の参拝客がいる。

 僕たちも彼らの流れに合わせて参拝してから、山陽本線(さんようほんせん)防府(ほうふ)駅に戻る。さすがに復路も歩く気にはならなかったので、タクシーを使って戻った。

防府(ほうふ)山陽本線(さんようほんせん)岩国(いわくに)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路岩国(いわくに)駅で途中下車

 岩国(いわくに)駅まで山陽本線(さんようほんせん)の列車に乗り、途中下車。駅前からバスに乗り錦帯橋を見に行く。もちろん、理由は行ったことが無いからだ。

 来てみると日本三大名橋の一つに数えられるだけの貫禄がある。全長は193.3メートルの5連橋。アーチ状の橋は35メートルあるのだが、これだけの構造物釘は一切使われておらず、組木の技術でのみ作られているというのだからそっちに驚く。

「これだけの大きさのものが釘一本使ってないって言うのが凄いよなぁ。」

「三人そろえば文殊の知恵って言うしね。昔の人3人そろえば錦帯橋超えるもの作っちゃうかもね。」

「本当に作っちゃいそうで恐ろしいなぁ・・・。」

もちろん、錦帯橋を作る技術は脈々と現代にまで受け継がれてきている。その為に入鋏量というシステムがある。

「錦帯橋渡って岩国(いわくに)城見に行こうよ。」

「うん。」

 お昼ご飯の代わりにコロッケを食べ、岩国(いわくに)城に行く。岩国(いわくに)城を見てからバスで岩国(いわくに)駅に戻り、山陽本線(さんようほんせん)を再び東へ進む。戻ってくると日がだんだんと傾き始めている。

岩国(いわくに)山陽本線(さんようほんせん)快速「安芸(あき)シティ」→宮島口(みやじまぐち)

 山陽本線(さんようほんせん)の列車に乗る。来た車両は227系であった。そう言うところを見るとこの世界の広島(ひろしま)も國鉄廣島ではないらしい。でも防府(ほうふ)から乗った列車普通列車糸崎(いとざき)行きだったなぁ。

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路宮島口(みやじまぐち)駅で途中下車

宮島口(みやじまぐち)→徒歩→宮島(みやじま)

宮島口(みやじまぐち)宮島航路(みやじまこうろ)宮島(みやじま)

宮島口(みやじまぐち)宮島(みやじま)宮島(みやじま)駅下船時運賃精算の上乗船

「ナガシィ、どうする。宮島(みやじま)に来るにはちょっと遅すぎたかなぁ。」

確かになぁ・・・。辺りはだんだんと暗くなり始めているからなぁ。厳島神社を見るにしても、弥山に登るにしてもちょっと遅すぎる。弥山は明日にしても・・・うーん。

宮島(みやじま)に泊まる。」

「泊まれるかな。」

「そっち関係は探してよ。」

「分かったわ。」

 旅館はかなりあっさり見つかった。まだ観光シーズンって訳じゃないからだろうなぁ・・・。厳島神社に参拝し、牡蠣を食べ歩きしながら旅館に入る。宮島(みやじま)で泊まるって言うのは初めての経験。何かしらいいことでも・・・。

「ナガシィ。泊まるところは私が見つけたんだし、夕ご飯全部奢ってくれる。」

ギブアンドテイクのバランスがおかしくありませんかねぇ。


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