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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(往路) 九州
30/270

7809T列車 まぁ、適当に

皇紀2745年2月24日(第2日目) 国鉄(こくてつ)日豊本線(にっぽうほんせん)都城(みやこのじょう)駅。

都城(みやこのじょう)日豊本線(にっぽうほんせん)国分(こくぶ)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路都城(みやこのじょう)駅から使用再開

 日豊本線(にっぽうほんせん)を走る817系に乗り国分(こくぶ)駅で下車する。国分(こくぶ)駅の隣は隼人(はやと)駅である。昨日通った隼人(はやと)駅の隣に1日かけて戻ってきたと言うことだ。しかも、戻ってくるために栗野(くりの)川内(せんだい)八代(やつしろ)吉松(よしまつ)都城(みやこのじょう)と経由してきたのだから、頭がおかしいとしか思えない。

 まぁ、あっちでも同じ事をやったわけだし、今度のこの最長往復切符はその究極とも言える「戻り」が隠されている。まぁ、その究極的な戻りはまだ先の話だが。

国分(こくぶ)大隅線(おおすみせん)快速「しぶし」→志布志(しぶし)

 国分(こくぶ)駅で快速列車に乗り換える。大隅線(おおすみせん)志布志(しぶし)まで走る歌詞奥は結構な頻度で走っているらしい。しかし、

「混んでないな。」

「「しぶし」なのに志布志(しぶし)まで行く人って一体何人いるんだろうねぇ・・・。」

本当に何人いるんだろうねぇ・・・。

 大隅半島を南下し、桜島の近くを通る。大隅線(おおすみせん)は桜島の噴火によって地続きになったとき、そこをトンネルでぶち抜く。キハ200系はエンジンを唸らせ、高速で駆け抜ける。小さいトンネルで高速ではいることから耳がツンとする。

 大隅福山、大隅境に停車し、少ない乗客がさらに少なくなる。垂水(たるみず)駅に停車したことでまた人が増えた。フェリーからの乗客がこっちに流れてきたのであろう。やっぱり「志布志(しぶし)」はフェリーに負けているようだ。

 鹿屋(かのや)で大半の乗客が下車。垂水(たるみず)で乗った人たちももういなくなった。さらに、この駅で10分程度止まる。

「いなくなったわね。」

「いなくなったなぁ・・・。」

周りにいる人は全員入れ替わり、国分(こくぶ)から乗っている人間は僕らしかいない。

「ちょっと伸びでもする。」

「賛成。」

 ホームに出て2、3回深呼吸。考えてみれば、今日は乗り換え以外であんまり列車の外出ていない。そりゃ、体のあちこちがおかしくなるか。辺りがうるさくなった。そう思い空を見上げると濃い緑色のレシプロ機3機がV字の編隊を組んで上空を通過する。

「零戦かな。」

「零なのかな、あれ。」

鹿屋(かのや)って飛行場あったよなぁ・・・。そこに着陸するのかな。そう思っていると続けて6機上空を通過する。結構な数が鹿屋(かのや)飛行場に降りていく。何かの訓練の後なのかな・・・。

「あっ。ねぇ、ナガシィ。今日の内に宮崎(みやざき)っていける。」

「うーん、23時に宮崎(みやざき)着いてもいいならいける。」

「23時かぁ・・・。大分(おおいた)は昼ぐらいに行ければいいからなぁ・・・。別にいいわよ。宮崎(みやざき)まで行っちゃいましょうか。」

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路志布志(しぶし)駅で途中下車

志布志(しぶし)日南線(にちなんせん)宮崎(みやざき)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路宮崎(みやざき)駅で途中下車


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