8040T列車 南の海
皇紀2745年7月3日(第132日目)国鉄肥薩線人吉駅。
「ふぅ・・・やっぱり温泉はいいねぇ。」
と萌が言う。
「そうだな。温泉はいくら入っても飽きないね。」
「日帰り温泉梯子しようよ。」
「温泉の梯子は聞いたことないな・・・。それと列車の時間。」
「・・・つまんない。時間に追われずに温泉入りたいなぁ。」
「ハハハ。そうだね。今度来るときはもうちょっとゆっくりしようかな・・・。」
次のも絵の誕生日。旅行の構成は一体何日にするべきなんだか・・・。まぁ、それはいいか。それだけの休みがあることの方が重要だ。
さて、人吉駅に戻ると特急列車に乗り換える。改札口に一番近いホームに止まっているキハ185系は特急「くまがわ」博多行きだ。
人吉→肥薩線特急「くまがわ」→八代
枕崎→広尾間の最長往復切符復路人吉駅から使用再開
列車は球磨川の流れに沿って走る。八代駅が近づいてくると左から特急「つばめ」博多行きが見えてくる。それを少し待ってからこっちも八代駅に入る。
枕崎→広尾間の最長往復切符復路八代駅で途中下車
八代ではちょっと遅めのお昼ご飯をかねて下車。お昼を済ませて、戻ってきたら西鹿児島行きの特急「つばめ」に乗って阿久根を目指す。この辺りの鹿児島本線は海岸線に近いところをウネウネと走って行く。たまにカーブの先に列車の先頭が見えたりする。この光景は見ていて飽きない。
八代→鹿児島本線特急「つばめ」→阿久根
枕崎→広尾間の最長往復切符復路阿久根駅で途中下車
「ああ。あのまま乗って行っちゃえば、西鹿児島つけるのにねぇ。」
と萌が言う。
「まぁ、仕方ないよね。川内で宮之城線に乗り換えないと行けないから。」
「何かそろそろ目的地にすっと直行したい気分になってこない。」
「ハハハ・・・。僕達にはこういうのは合わなかったって言いたいわけ。」
「・・・それはどうなのかなぁ・・・。別にそれが合わなかったとは言わないけど・・・。」
「けど。」
「長すぎたからかなぁ。」
「ああ。確かに。長すぎたかもね。とりあえずウニでも食べて忘れる。それ。」
「あっ、食べたい。食べたい。」
「じゃあ、行きますか。」
ウニは美味しい。
阿久根→鹿児島本線→川内
川内→宮之城線→宮之城
枕崎→広尾間の最長往復切符復路宮之城駅で途中下車




