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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(復路) 九州
261/270

8040T列車 南の海

皇紀2745年7月3日(第132日目)国鉄(こくてつ)肥薩線(ひさつせん)人吉(ひとよし)駅。

「ふぅ・・・やっぱり温泉はいいねぇ。」

と萌が言う。

「そうだな。温泉はいくら入っても飽きないね。」

「日帰り温泉梯子しようよ。」

「温泉の梯子は聞いたことないな・・・。それと列車の時間。」

「・・・つまんない。時間に追われずに温泉入りたいなぁ。」

「ハハハ。そうだね。今度来るときはもうちょっとゆっくりしようかな・・・。」

次のも絵の誕生日。旅行の構成は一体何日にするべきなんだか・・・。まぁ、それはいいか。それだけの休みがあることの方が重要だ。

 さて、人吉(ひとよし)駅に戻ると特急列車に乗り換える。改札口に一番近いホームに止まっているキハ185系は特急「くまがわ」博多(はかた)行きだ。

人吉(ひとよし)肥薩線(ひさつせん)特急「くまがわ」→八代(やつしろ)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路人吉(ひとよし)駅から使用再開

 列車は球磨川の流れに沿って走る。八代(やつしろ)駅が近づいてくると左から特急「つばめ」博多(はかた)行きが見えてくる。それを少し待ってからこっちも八代(やつしろ)駅に入る。

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路八代(やつしろ)駅で途中下車

 八代(やつしろ)ではちょっと遅めのお昼ご飯をかねて下車。お昼を済ませて、戻ってきたら西鹿児島(にしかごしま)行きの特急「つばめ」に乗って阿久根(あくね)を目指す。この辺りの鹿児島本線(かごしまほんせん)は海岸線に近いところをウネウネと走って行く。たまにカーブの先に列車の先頭が見えたりする。この光景は見ていて飽きない。

八代(やつしろ)鹿児島本線(かごしまほんせん)特急「つばめ」→阿久根(あくね)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路阿久根(あくね)駅で途中下車

「ああ。あのまま乗って行っちゃえば、西鹿児島(にしかごしま)つけるのにねぇ。」

と萌が言う。

「まぁ、仕方ないよね。川内(せんだい)宮之城線(みやのじょうせん)に乗り換えないと行けないから。」

「何かそろそろ目的地にすっと直行したい気分になってこない。」

「ハハハ・・・。僕達にはこういうのは合わなかったって言いたいわけ。」

「・・・それはどうなのかなぁ・・・。別にそれが合わなかったとは言わないけど・・・。」

「けど。」

「長すぎたからかなぁ。」

「ああ。確かに。長すぎたかもね。とりあえずウニでも食べて忘れる。それ。」

「あっ、食べたい。食べたい。」

「じゃあ、行きますか。」

ウニは美味しい。

阿久根(あくね)鹿児島本線(かごしまほんせん)川内(せんだい)

川内(せんだい)宮之城線(みやのじょうせん)宮之城(みやのじょう)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路宮之城(みやのじょう)駅で途中下車


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