8039T列車 真幸
皇紀2745年7月3日(第132日目) 国鉄吉都線都城駅。
今日は都城からスタートだ。ここから吉松へ伸びる吉都線に乗ることになる。吉都線のホームに止まっている気動車は快速「キットカット」と案内される。もう受験シーズンとかは終わっているのに・・・。もしかして、これは「受験にかつ」じゃなくて「必ず存続される」の決意か・・・。
朝の快速列車は結構な頻度で駅に停車する。隔駅停車もいいところだ。吉松駅で肥薩線の列車に乗り換え。ここから人吉方面は峠道となっている。この辺りは人通りが少ないのか、列車はとてもまばらだ。
都城→吉都線快速「キットカット」→吉松
枕崎→広尾間の最長往復切符復路都城駅から使用再開
吉松→肥薩線→人吉
吉松から風景が一変する。この辺りは見るからに秘境という雰囲気が漂っている。北海道も似たような所はあるが、九州のそれはまた違う。
山道を登り場所が開けると真幸駅に到着する。真幸駅では反対列車を待つために10分くらい止まる、その間にちょっと真幸駅前を降りて回ってみるか。
枕崎→広尾間の最長往復切符復路真幸駅で途中下車
「真幸って周り何にもないね。駅だけだよ。」
「スイッチバックのためだけに出来たって感じの駅だよな。」
とは言ったものの、真幸駅の周辺には元々集落があったらしい。だから、最初からスイッチバックとかのために出来たって訳じゃないようだ。まぁ、その集落も今はないけどね。
木造の駅舎を出ても、この辺りには人家がないなぁ・・・。駅前通から大きい道路に繋がる道だけがある。
「何か特牛を思い出す光景ね。」
「あっちは、あっちで人家があるからこことはまだ違うかな。」
「ああ、言われてみれば確かに。」
「でしょ。」
そういった頃山間に警笛が響いた。ホームに戻ってみると見上げる位置を特急列車が走ってきた。西鹿児島行きの普通列車だ。普通はホームよりも高い位置を走っているため、真幸駅に来ることは出来ない。一端通過してから、また真幸駅に戻ってきて停車する。
(やっぱり面倒くさい運転してるよなぁ・・・。)
それを表してか、車内はほんの数人しか乗っていない。運転士さんと車掌さんが忙しなく動いているかと思うと、普通は吉松に向けて走り出す。
「僕達も速いところ戻ろうか。」
普通列車の車内に戻って、発車を待った。
吉松→肥薩線→人吉
枕崎→広尾間の最長往復切符復路真幸駅から使用再開
真幸駅からさらに山道を登る。日本三大車窓を眺めてから、矢岳・大畑と停車。大畑駅では特急「おおよど」宮崎行きと入れ替えるためここでも長時間停車する。その間に大畑駅周辺の散策もした。ここも真幸駅と同じようなスイッチバックのための駅という感じで周囲に観光施設とかは無いけどね・・・。
大畑からは山を下り始める。ここまで頑張ってエンジンを噴かしてきたディーゼルカーはどこか気が抜けたようだ。
下に街が見えるようになる。人吉が近づいてきた。
枕崎→広尾間の最長往復切符復路大畑駅で途中下車
吉松→肥薩線→人吉
枕崎→広尾間の最長往復切符復路人吉駅で途中下車




