8028T列車 忙しそうだ・・・。
皇紀2745年6月27日(第126日目) 国鉄山陰本線益田駅。
山口→山口線特急「スーパーおき」→益田
益田駅に到着する手前、「スーパーおき」はスピードを落として一端止まる。4両編成で走ってきた特急列車はこの先ではとても短くなってしまう。ここで益田始発の特急「スーパーくにびき」を連結するのだ。
ゆっくりと近づいて、ガチャンと一揺れする。それからドアが開いて、ここで降りる一と乗る人が混ざる。
枕崎→広尾間の最長往復切符復路益田駅で途中下車
「前回来たときはほとんど回る暇なかったしねぇ。」
「ああ・・・。でも、今日もあんまり時間無いのは変わんないかも。」
「ええ・・・。」
「次の10月3日・・・。」
「いや、いや。大歩危行って、六甲山行ってたらそんな時間くらいないことぐらい分かってますよーだ。」
「うっ・・・。」
「でも、ありがとうね。大好き。」
「・・・やめろ。」
「えっ、大嫌いって行って欲しかった。」
「いや、そう言うことじゃなくて・・・。」
「ほら。早く行こう。」
「はい、はい。」
さて、益田駅からタクシーで雪舟の郷記念館に向かった。こういうのんびりと景色を眺めるのもいいだろうなぁ。だが、やはりあんまり時間がない。それは今回も愚策だったか。
益田駅に戻って、特急「スーパーあきよし」に乗って小倉まで行く。
益田→山陰本線・美祢線・山陽本線特急「スーパーあきよし」→小倉
枕崎→広尾間の最長往復切符復路益田駅から使用再開
日本海側を駆け抜けて、長門市に到着。長門市で僕達の乗っている「あきよし」は美祢線に。前に連結されている「スーパーまつかぜ」はそのまま山陰本線を走って行く。また、あの「まつかぜ」とは下関で出会う。やっぱり何度乗っても面白い特急列車だ。
「また下関で会おうね。」
少しずつ離れていく「まつかぜ」を萌はそう言って見送った。
(先回り出来たら、面白いよなぁ・・・出来ないけど。)
枕崎→広尾間の最長往復切符復路小倉駅で途中下車




