表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(復路) 神在の国
236/270

8015T列車 ○曜、どうでしょうです

皇紀2745年6月20日(第119日目) 国鉄(こくてつ)山陰本線(さんいんほんせん)鳥取(とっとり)駅。

 今日はとても早起きだ。普段から早起きには慣れているものの、ここまで早く起きたこともない。

「さすがにまだ砂丘に行けるバスとかもないかぁ・・・。やっぱりタクシーしかないよ。」

と萌が言う。辺りはまだくらい。こんな時間に砂丘に行こうなんて考える人はいないのか、いてもバスを走らせるだけの需要を発掘出来ないのか。まぁ、当り前のことが起こっているだけだ。。

 僕達は駅前からタクシーを拾って鳥取(とっとり)砂丘に行って貰った。鳥取(とっとり)砂丘は日本一広い砂丘。ここには今まで足を踏み入れていなかった。ちょうどいい機会だ。

 タクシーで10分くらいだ。そのくらいで鳥取(とっとり)砂丘に到着出来る。

「まだちょっと暗いねぇ。」

懐中電灯をつけて、砂の上に繰り出す。まだ足跡が付いていない。

「今日初めての足跡は私達です。」

と思ったが、僕達の足跡よりも先に砂丘に歩いて行った跡があった。

「何で・・・。」

「まぁ、そんなこともあるさ。」

 だんだんと日が昇ってくると砂を赤い光が照らす。大きい砂丘と言うこともあって砂漠の夜明けって言うものはこうなのかもしれないとイメージする。

「綺麗・・・。あの人がいなければ・・・。」

「まぁ、そう言ってやるなって・・・。」

「でも、こういうの見れてよかったなぁ。」

「・・・。」

「ありがとうね。連れてきてくれて。」

「・・・僕が来たかっただけだよ。」

「フフ、そういうことにしといてあげる。」

「何だよ。その言い方。」

 さて、鳥取(とっとり)砂丘で一連の夜明を見届けてから鳥取(とっとり)駅に戻った。鳥取(とっとり)駅からは特急列車に乗った、そっちのほうが速かったからだ。

鳥取(とっとり)山陰本線(さんいんほんせん)特急「スーパーくにびき」→米子(よなご)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路鳥取(とっとり)駅から使用再開

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路伯耆大山(ほうきだいせん)駅通過に伴い途中下車

伯耆大山(ほうきだいせん)米子(よなご)間の運賃米子(よなご)駅で下車時運賃精算の上乗車


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ