8015T列車 ○曜、どうでしょうです
皇紀2745年6月20日(第119日目) 国鉄山陰本線鳥取駅。
今日はとても早起きだ。普段から早起きには慣れているものの、ここまで早く起きたこともない。
「さすがにまだ砂丘に行けるバスとかもないかぁ・・・。やっぱりタクシーしかないよ。」
と萌が言う。辺りはまだくらい。こんな時間に砂丘に行こうなんて考える人はいないのか、いてもバスを走らせるだけの需要を発掘出来ないのか。まぁ、当り前のことが起こっているだけだ。。
僕達は駅前からタクシーを拾って鳥取砂丘に行って貰った。鳥取砂丘は日本一広い砂丘。ここには今まで足を踏み入れていなかった。ちょうどいい機会だ。
タクシーで10分くらいだ。そのくらいで鳥取砂丘に到着出来る。
「まだちょっと暗いねぇ。」
懐中電灯をつけて、砂の上に繰り出す。まだ足跡が付いていない。
「今日初めての足跡は私達です。」
と思ったが、僕達の足跡よりも先に砂丘に歩いて行った跡があった。
「何で・・・。」
「まぁ、そんなこともあるさ。」
だんだんと日が昇ってくると砂を赤い光が照らす。大きい砂丘と言うこともあって砂漠の夜明けって言うものはこうなのかもしれないとイメージする。
「綺麗・・・。あの人がいなければ・・・。」
「まぁ、そう言ってやるなって・・・。」
「でも、こういうの見れてよかったなぁ。」
「・・・。」
「ありがとうね。連れてきてくれて。」
「・・・僕が来たかっただけだよ。」
「フフ、そういうことにしといてあげる。」
「何だよ。その言い方。」
さて、鳥取砂丘で一連の夜明を見届けてから鳥取駅に戻った。鳥取駅からは特急列車に乗った、そっちのほうが速かったからだ。
鳥取→山陰本線特急「スーパーくにびき」→米子
枕崎→広尾間の最長往復切符復路鳥取駅から使用再開
枕崎→広尾間の最長往復切符復路伯耆大山駅通過に伴い途中下車
伯耆大山→米子間の運賃米子駅で下車時運賃精算の上乗車




