8013T列車 勝手に期待して勝手にガッカリする
皇紀2745年6月18日(第116日目) 国鉄福知山線武田尾駅。
武田尾近くにある温泉で体を休めてから、僕達は武田尾駅に戻った。武田尾に何両も連ねた通勤電車がやって来るのは何度見ても変わった光景だ。トンネルを抜けて市街地にでると三田市だ。三田で一端降りて、ご飯を食べることにする。それが済んだら「丹波路快速」で篠山口を目指し、さらにその先は普通列車に乗り換える。谷川からは加古川線の列車に乗り換えだ。
武田尾→福知山線→三田
枕崎→広尾間の最長往復切符復路武田尾駅から使用再開
枕崎→広尾間の最長往復切符復路三田駅で途中下車
三田→福知山線「丹波路快速」→篠山口
篠山口→福知山線→谷川
加古川線に乗り換えると一つ気になる駅がある。日本のへそ公園という駅だ。いかにも駅名にしてはおかしな名前である。萌も教えたら気になったようで降りることに決めた。
谷川→加古川線→日本のへそ公園
枕崎→広尾間の最長往復切符復路日本のへそ公園駅で途中下車
駅から少し北に行ったところで地下道がある、日本のへそに行くにはどうやらここを通り抜けていく必要があるらしい。それにしても・・・。
「うわっ、蜘蛛の巣が酷いなぁ・・・。」
「こんな先に日本のへそなんてものがあるの。」
「うん、あるんだろう。でなきゃ公園なんて駅作んないでしょ。」
そう言いながら、木の枝をかき分ける。
「あっ・・・。これだ。」
「・・・えっ、これ。」
僕達の前には石碑と解説版が見えるようになる。これを読むとどうやらここで東経135度、緯度35度が交わっている場所らしい。そう言う意味で日本のへそかぁ・・・。確かに言われてみればそうなのかもしれない。
「こういうのこそガッカリ観光地じゃない・・・。」
「あんまりガッカリするなって。これはこれで面白いよ。」
「・・・そういうナガシィも結構ガッカリしてるんじゃない・・・。」
「ノーコメント。」
ほんの少しの滞在で色んなものが住んで住まった。だんだんと日も暮れてきた。加古川線の列車はあまり多くはない。次の列車は1時間くらい後だ。
「これからどうする。今日は姫路くらいで終わっておこうと思うけど。」
「別に、それでいいんじゃない。姫路城に行きたいところだろうけど・・・。」
「さすがに着く頃にはやってないだろうなぁ。」
「じゃあ、明日でいいでしょ。無理に行く必要はないし、それに今日は歩き疲れたろ。」
「うん・・・。今日はよく寝れそう。」
日本のへそ公園→加古川線→加古川
枕崎→広尾間の最長往復切符復路日本のへそ公園駅から使用再開
加古川→山陽本線新快速「ブルーライナー」→姫路
枕崎→広尾間の最長往復切符復路姫路駅で途中下車




