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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(復路) 近畿
226/270

8005T列車 危ない橋は渡りたくないです。

皇紀2745年6月14日(第113日目) 国鉄(こくてつ)七尾線(ななおせん)輪島(わじま)駅。

輪島(わじま)七尾線(ななおせん)和倉温泉(わくらおんせん)

和倉温泉(わくらおんせん)七尾線(ななおせん)北陸本線(ほくりくほんせん)特急「雷鳥(らいちょう)」→加賀温泉(かがおんせん)

輪島(わじま)津幡(つばた)間の乗車券復路使用開始および使用終了

枕崎→広尾間の最長往復切符復路津幡(つばた)駅から使用再開

 和倉温泉(わくらおんせん)からは特急列車に乗継いだ。大阪まで直通する特急「雷鳥(らいちょう)」なので、金沢から先へも乗り換え無しで進むことが出来る。北陸本線(ほくりくほんせん)を快調に飛ばし、僕達は加賀温泉(かがおんせん)駅で下車した。

枕崎→広尾間の最長往復切符復路加賀温泉(かがおんせん)駅で途中下車

 この駅から僕達はバスに乗って東尋坊へと向かうことにする。あの断崖を見たくなったからだ。歩いて近づいてみるとその高さに圧倒される。

「ちょっとのぞき込みたくは無いよね。」

「そりゃな・・・。」

「こんなの落ちたら死ぬしかないじゃん・・・。」

と萌が言う。だが、考えてみれば僕達はもう死んでいる。そういう僕達が東尋坊とかから飛び降りてみたら一体どうなるのだろうか。考えてもみたが、やっぱり万が一「二度目の死」が訪れることは嫌なので実際に検証することはやめた。

「せっかく言い観光地なのに自殺の名所になっちゃってるって言うのが残念だよなぁ・・・。」

「ホント。仲にはこれが綺麗とか思えないほど追い詰められちゃった人もいるんだよねぇ。そうなる前にいくらでも手立ては打てたはずなのに・・・。」

「さぁ、そこはどうだろうなぁ。人って結局は一人だから、狭い考えにとらわれがちだと思うからなぁ。手立てはあってもそこにたどり着ける人間が少ないと思うよ。」

「やっぱりそうかしら。」

「多分ね・・・。」

まぁ、それは学術的な検証が合ったわけじゃない。完全な憶測だけど、間違ってはいないと思う。

「・・・。」

「・・・。」

「今日は加賀温泉(かがおんせん)のどこかに止まる。」

「・・・嫌、福井(ふくい)まで行って止まろう。どうせ明日は福井(ふくい)の恐竜博物館とか行ってみたいし。」

「なら明日の朝はゆっくり出来そうね。久々に朝寝しようかしら。」

「朝寝ね・・・。」

「あっ、いくら早く起きれたからって寝込みを襲うのは無しよ。」

「ああ、それは萌が僕に取った態度で判断することにするよ。」

「わっ、エッチ・・・。」

「・・・まぁ、僕自身男だし。そう言うもんだって。」

加賀温泉(かがおんせん)北陸本線(ほくりくほんせん)福井(ふくい)

枕崎→広尾間の最長往復切符復路福井(ふくい)駅で途中下車


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