8004T列車 雨晴→ロシア
皇紀2745年6月14日(第113日目) 国鉄氷見線高岡駅。
今日のはじめに乗る列車は能登半島の方へと向かう路線氷見線だ。氷見線は高岡~氷見間を結ぶ鉄道線。地方によくある閑散とした路線だ。その路線の仲に一風変わった駅名がある。ちょっとそこに寄ってみることにしたのだ。北陸本線の特急列車の脇にキハ40形が1両ブルブルとエンジンを震わせていた。
高岡→氷見線→雨晴
高岡→雨晴間の乗車券往路使用開始
富山湾の海岸線が見えてしばらく走ると雨晴という駅に停まる。乗車券はここまでなので僕達はここで降りた。
「雨が晴れるって書いて「雨晴」かぁ。」
「まるで変な天気みたいなやつだな。」
ここの由来は漢字の通り「雨を晴らした」という義経伝説が元になっているらしい。そんなことあるんだろうか・・・。
「近くに雨晴海岸ってのもあるし、行って立山連峰でも見てくるか。時間あんまり無いけど。」
「あっ、いいねぇ。」
ただ、立山連峰を見るには逆光過ぎたか。太陽の強い光に阻まれてあまり欲は見えなかった。それから氷見線の普通列車で高岡まで戻り、北陸本線の普通列車に乗継ぐ。途中の津幡駅で普通列車を降り、能登半島の方へ登っていく七尾線の列車に乗る。途中羽咋駅で降りることも考えたものの前に降りたし、今日はもっと能登半島を鉄道で登っていくことにした。
雨晴→氷見線→高岡
高岡→雨晴間の乗車券復路使用開始および使用終了
高岡→北陸本線→津幡
枕崎→広尾間の最長往復切符復路高岡駅から使用再開
枕崎→広尾間の最長往復切符復路津幡駅で途中下車
津幡→七尾線→輪島
津幡→輪島間の乗車券往路使用開始および使用終了
輪島まで来るのはさすがに時間がかかる。途中駅での入れ替えによる長時間停車などもありかなり疲れた。しかし、ここにはそれを吹っ飛ばせる?ものがある。
列車を降りてまず目に入るのが輪島駅の駅名標だ。片方は|能登市ノ瀬とちゃんと隣の駅が書かれている。しかし、その反対側にはなぜか「シベリア」と書いてある。もちろん、輪島からシベリアに行ける交通手段はない。
「これってなんでシベリアって書いてあるか分かんないんだって。」
「うん。何でシベリアって書いたんだろうなぁ。輪島とシベリアって何の接点もなかったと思ったし・・・。
Wikipediaで見てもそんなことは書いてないし、これを作った人は作った人で特にそんな深いことは考えずにネタとして考えたのかな・・・。ただ作者に確認することは出来ないから、これの真相は闇の中である。
「で、これからどうする。」
「戻る・・・。」
「せっかくここまで来たんだし、輪島塗とか見てってもいいんじゃない。」
「分かった。」




