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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(復路) 近畿
225/270

8004T列車 雨晴→ロシア

皇紀2745年6月14日(第113日目) 国鉄(こくてつ)氷見線(ひみせん)高岡(たかおか)駅。

 今日のはじめに乗る列車は能登半島の方へと向かう路線氷見線(ひみせん)だ。氷見線(ひみせん)高岡(たかおか)氷見(ひみ)間を結ぶ鉄道線。地方によくある閑散とした路線だ。その路線の仲に一風変わった駅名がある。ちょっとそこに寄ってみることにしたのだ。北陸本線(ほくりくほんせん)の特急列車の脇にキハ40形が1両ブルブルとエンジンを震わせていた。

高岡(たかおか)氷見線(ひみせん)雨晴(あまはらし)

高岡(たかおか)雨晴(あまはらし)間の乗車券往路使用開始

 富山(とやま)湾の海岸線が見えてしばらく走ると雨晴(あまはらし)という駅に停まる。乗車券はここまでなので僕達はここで降りた。

「雨が晴れるって書いて「雨晴(あまはらし)」かぁ。」

「まるで変な天気みたいなやつだな。」

ここの由来は漢字の通り「雨を晴らした」という義経伝説が元になっているらしい。そんなことあるんだろうか・・・。

「近くに雨晴(あまはらし)海岸ってのもあるし、行って立山連峰でも見てくるか。時間あんまり無いけど。」

「あっ、いいねぇ。」

ただ、立山連峰を見るには逆光過ぎたか。太陽の強い光に阻まれてあまり欲は見えなかった。それから氷見線(ひみせん)の普通列車で高岡(たかおか)まで戻り、北陸本線(ほくりくほんせん)の普通列車に乗継ぐ。途中の津幡(つばた)駅で普通列車を降り、能登半島の方へ登っていく七尾線(ななおせん)の列車に乗る。途中羽咋駅で降りることも考えたものの前に降りたし、今日はもっと能登半島を鉄道で登っていくことにした。

雨晴(あまはらし)氷見線(ひみせん)高岡(たかおか)

高岡(たかおか)雨晴(あまはらし)間の乗車券復路使用開始および使用終了

高岡(たかおか)北陸本線(ほくりくほんせん)津幡(つばた)

枕崎→広尾間の最長往復切符復路高岡(たかおか)駅から使用再開

枕崎→広尾間の最長往復切符復路津幡(つばた)駅で途中下車

津幡(つばた)七尾線(ななおせん)輪島(わじま)

津幡(つばた)輪島(わじま)間の乗車券往路使用開始および使用終了

 輪島(わじま)まで来るのはさすがに時間がかかる。途中駅での入れ替えによる長時間停車などもありかなり疲れた。しかし、ここにはそれを吹っ飛ばせる?ものがある。

 列車を降りてまず目に入るのが輪島(わじま)駅の駅名標だ。片方は|能登市ノ瀬とちゃんと隣の駅が書かれている。しかし、その反対側にはなぜか「シベリア」と書いてある。もちろん、輪島(わじま)からシベリアに行ける交通手段はない。

「これってなんでシベリアって書いてあるか分かんないんだって。」

「うん。何でシベリアって書いたんだろうなぁ。輪島(わじま)とシベリアって何の接点もなかったと思ったし・・・。

Wikipediaで見てもそんなことは書いてないし、これを作った人は作った人で特にそんな深いことは考えずにネタとして考えたのかな・・・。ただ作者に確認することは出来ないから、これの真相は闇の中である。

「で、これからどうする。」

「戻る・・・。」

「せっかくここまで来たんだし、輪島(わじま)塗とか見てってもいいんじゃない。」

「分かった。」


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