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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(復路) 近畿
224/270

8003T列車 慣れすぎた30分に1本

皇紀2745年6月13日(第112日目) 国鉄(こくてつ)東海道本線(とうかいどうほんせん)米原(まいばら)駅。

彦根(ひこね)東海道本線(とうかいどうほんせん)米原(まいばら)

彦根(ひこね)米原(まいばら)間の乗車券使用開始および使用終了

 彦根(ひこね)城の見学を終えて、米原(まいばら)駅に昼少し前に戻る。僕達はホーム上でさっさとお昼ご飯を済ませた。暑くなっている時期にうどんはどうかと思うが曇っているおかげであまり暑くは無い。しかし、湿度が高く蒸している。やはりあまりいい選択とは言えないのかもしれない。

 うどんを食べ終わって、大垣(おおがき)方面へ向かう普通列車に僕達は乗った。

「あれ。」

「どうしたの。」

「いや、この区間ってこんなに人少なかったっけなぁと思って。」

 僕はかなりスカスカな車内に呆気にとられた。いつもこの区間に乗るときは通路やドアの近くにも人が立っているのに。今日は椅子に全員座れそうだし、そのうえにまだ余裕がある。

「18きっぷシーズンを見慣れすぎたせいだな。」

僕はすぐにその答えが分かった。

 米原(まいばら)から乗った列車を隣の醒ヶ井(さめがい)で降りる。蒸し暑い仲で街の仲を流れる清流に目を休めるのも時には重要だ。30分くらいの滞在でここを離れた。その後、大垣(おおがき)岐阜(ぎふ)で乗り換え、高山本線(たかやまほんせん)の特急「ひだ」で一気に下呂(げろ)を目指した。

米原(まいばら)東海道本線(とうかいどうほんせん)醒ヶ井(さめがい)

枕崎→広尾間の最長往復切符復路米原(まいばら)駅から使用再開

枕崎→広尾間の最長往復切符復路醒ヶ井(さめがい)駅で途中下車

醒ヶ井(さめがい)東海道本線(とうかいどうほんせん)大垣(おおがき)

大垣(おおがき)東海道本線(とうかいどうほんせん)新快速→岐阜(ぎふ)

岐阜(ぎふ)高山本線(たかやまほんせん)特急「ひだ」→下呂(げろ)

枕崎→広尾間の最長往復切符復路下呂(げろ)駅で途中下車

 下呂(げろ)と言えばやはり温泉である。もちろん、欲を言えば下呂(げろ)温泉に泊まっていきたいところであるが、先を急ぎたいのでそれはしない。だが、温泉には入りたい。そんな欲張りをかなえてくれるに帰り温泉ってものに入ろうか。

下呂(げろ)まで来て、日帰りってどうよ。」

と萌が言う。

「仕方ないだろ。まぁ、下呂(げろ)温泉に泊まるのはまたこんどってことで。」

「フフ。楽しみにしてるわよ。いつか知らないけど。」

「じゃあ、萌の誕生日にでも来るか。」

「じゃあって何よ・・・。でも、ありがとう。期待してるからね。」

「ああ、自分で言っといて何だけど、あんまり期待はしないで・・・。」

下呂(げろ)駅から歩いて橋にさしかかる。河川敷を見下ろすとちょうど裸で温泉には行っている人がいる。萌がそれを見て、

「ナガシィ、いくら日帰りでもあすこはやめてね。」

「行かないから安心しろ。」

「フフ。じゃあ安心するわ。」

「温泉入ったらどうする。」

「・・・駅弁。」

「まぁ、それもそうだけど・・・。」

「いいじゃん、奮発して飛騨牛使った牛飯でも買っちゃおうよ。」

「あるかな。」

「あっ、そう言えばあるかどうか全然調べてないなぁ・・・。」

下呂(げろ)温泉で時間を潰したら飛騨牛しぐれ寿司を買って、特急列車の車内で食べた。

下呂(げろ)高山本線(たかやまほんせん)特急「ひだ」→高山(たかやま)

高山(たかやま)高山本線(たかやまほんせん)猪谷(いのたに)

猪谷(いのたに)高山本線(たかやまほんせん)富山(とやま)

富山(とやま)北陸本線(ほくりくほんせん)高岡(たかおか)

枕崎→広尾間の最長往復切符復路高岡(たかおか)駅で途中下車


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