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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(復路) 近畿
222/270

8001T列車 弁慶「しゃっ・・・喋ったー。」

皇紀2745年6月12日(第111日目) 国鉄(こくてつ)東海道本線(とうかいどうほんせん)草津(くさつ)駅。

草津(くさつ)東海道本線(とうかいどうほんせん)新快速「ブルーライナー」→石山(いしやま)

 さっき見たトンネルを新快速で抜ける。電車で抜けると長さがよく分からないが50キロぐらいで走っていても2秒かそんくらいは時間がかかっている気がする。てことは50/3.6(時速50キロ÷3600秒(1時間))=13.88m。2秒での長さは大体27.7mと言うことになる(正しいのかどうか知らないけど)。堤防があったことを考えても横幅があったことになる。運転台のスピードメーターを注視していると列車はいつの間にか130km/hまで加速していた。

枕崎→広尾間の最長往復切符復路石山(いしやま)駅で途中下車

 僕達は新快速列車を石山(いしやま)駅で降りた。この駅には京阪電鉄(けいはん)が発着しており、ここを拠点とするにはうってつけだ。京阪電鉄(けいはん)との乗換駅である膳所(ぜぜ)には新快速列車が止まらないし、滋賀県庁所在地である大津(おおつ)にはそもそも京阪電鉄(けいはん)はやってこないからだ。

 先に近江八景の一つ瀬田の唐橋を見て、今度は石山(いしやま)駅を越えて三井寺(みいでら)まで行くことにする。

京阪石山(けいはんいしやま)京阪電鉄(けいはん)石山坂本線(いしやまさかもとせん)唐橋前(からはしまえ)

京阪石山(けいはんいしやま)唐橋前(からはしまえ)間の乗車券使用開始および使用終了

唐橋前(からはしまえ)京阪電鉄(けいはん)石山坂本線(いしやまさかもとせん)三井寺(みいでら)

唐橋前(からはしまえ)三井寺(みいでら)間の乗車券使用開始および使用終了

「前にラジオで三井寺(みいでら)の鐘の話をしてたんだけどさ。」

僕はそう萌に話し始める。

「昔、比叡山と三井寺(みいでら)で何か色々ごちゃごちゃやってたときに弁慶が三井寺(みいでら)の鐘を持ち出そうとしたんだって。」

「うん。」

「そしたら、鐘が「三井寺(みいでら)に返せ、三井寺(みいでら)に返せ」って言ったんだって。」

「うん・・・。」

「それで弁慶が気味悪がって鐘を置いたら、その鐘が自分で三井寺(みいでら)まで戻ったんだって。」

「はっ・・・。何そのファンタジー。」

「いや、そう言う伝説だって。」

「鐘が喋るってだけでも凄いと思うけど、鐘が自分で三井寺(みいでら)に戻った。さすがの弁慶でもお寺の鐘を持ち出すことは出来なかったんじゃないの。まさか、鐘から足が映えるわけじゃあるまいし。」

「でも、面白そうじゃない。」

「あったら、嫌よ。怖すぎ・・・。」

「そうかなぁ・・・。」

「そうよ。それが面白いと思える・・・。ナガシィどうかしてるんじゃない。」

「・・・ちょっと、「どうかしてる」は酷いんじゃない。」

「ああ。さすがに「どうかしてる」は取り消させて、ゴメン。」

うん、許すか。

「・・・でも、そういう伝説聞いたら三井寺(みいでら)を抗争してたって言う比叡山も行ってみたくなるわよね。時間はあるし、まだまだ大丈夫よ。どうする。」

「じゃあ、早々に切り上げて比叡山も行っちゃうか。」

三井寺(みいでら)京阪電鉄(けいはん)石山坂本線(いしやまさかもとせん)京阪石山(けいはんいしやま)

三井寺(みいでら)京阪石山(けいはんいしやま)間の乗車券使用開始および使用終了

石山(いしやま)東海道本線(とうかいどうほんせん)山科(やましな)

山科(やましな)湖西線(こせいせん)比叡山坂本(ひえいざんさかもと)

枕崎→広尾間の最長往復切符復路比叡山坂本(ひえいざんさかもと)駅で途中下車

比叡山坂本(ひえいざんさかもと)湖西線(こせいせん)新快速「ブルーライナー」→近江舞子(おうみまいこ)

枕崎→広尾間の最長往復切符復路近江舞子(おうみまいこ)駅で途中下車


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