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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(復路) 近畿
221/270

8000T列車 日本最初のトンネルは?

皇紀2745年6月12日(第111日目) 国鉄(こくてつ)大阪東西線(おおさかとうざいせん)大阪城北詰(おおさかじょうきたづめ)駅。

 ラッシュ時間帯でもこの路線は空いている方だ。ほとんどの人間が京橋(きょうばし)駅で大阪環状線(おおさかかんじょうせん)に乗り換えているからだ。だが、混雑を回避するためにこちらに乗っている人間はいる。福知山線(ふくちやません)に直通する「丹波路快速(たんばじかいそく)」には多くのサラリーマンの姿が見える。この駅では少数が降りていくだけだ。

「ここに221系がやって来るのはなんか変な気分だな。」

 「丹波路快速(たんばじかいそく)新三田(しんさんだ)行きのドアが閉まり音をこもらせながら出発していく。その後、こちらのホームも明るく照らされはじめ「河内路快速(かわちじかいそく)同志社前(どうししゃまえ)行きが入ってくる。223系6000番台が先頭に立っていた。

大阪城北詰(おおさかじょうきたづめ)大阪東西線(おおさかとうざいせん)片町線(かたまちせん)快速「河内路快速(かわちじかいそく)」→松井山手(まついやまて)

大阪城北詰(おおさかじょうきたづめ)京橋(きょうばし)間の乗車券使用開始

 大阪城北詰(おおさかじょうきたづめ)をでてすぐ列車はトンネルの外に出る。大阪東西線(おおさかとうざいせん)は大阪城の北辺りで終わっていた片町線(かたまちせん)を大阪の中心部まで延伸する目的で建設されている。片町線(かたまちせん)沿線から乗り換え無しで北新地に行けるようになったのは大きいだろう。ただ、その恩恵をちゃんと受けている人が多いのかは別問題だが・・・。

大阪城北詰(おおさかじょうきたづめ)京橋(きょうばし)間の乗車券使用終了

枕崎→広尾間の最長往復切符復路京橋(きょうばし)駅から使用再開

 途中の松井山手(まついやまて)駅で普通列車の木津(きづ)行きに乗り換える。この先、「河内路快速(かわちじかいそく)」に乗っていても後の普通列車で行くのと変わらないからだ。木津(きづ)からは関西本線(かんさいほんせん)の「大和路快速(やまとじかいそく)加茂(かも)行き、関西本線(かんさいほんせん)普通亀山(かめやま)行き、草津線(くさつせん)普通列車草津(くさつ)行きを乗継ぎ、草津(くさつ)の方へと抜けていく。

松井山手(まついやまて)片町線(かたまちせん)木津(きづ)

木津(きづ)関西本線(かんさいほんせん)快速「大和路快速(やまとじかいそく)」→加茂(かも)

加茂(かも)関西本線(かんさいほんせん)柘植(つげ)

柘植(つげ)草津線(くさつせん)草津(くさつ)

枕崎→広尾間の最長往復切符復路草津(くさつ)駅で途中下車

 草津(くさつ)に来て気になるものと言えば草津(くさつ)駅を出発してすぐに通るトンネルだろう。今日はちょっとここに寄ってみよう。

 草津(くさつ)駅から出て少し西に歩けば、そのトンネルにたどり着くことが出来る。上は道路になっていて車も通行出来るが細い。

「そういえば、滋賀に住んでるときも気になってたけど、これって何・・・。」

「えっ。いや、ちょっとそれはあの仕事やってた身としてはまずいんじゃない。」

と僕が言うと、

「何か腹立つなぁ・・・。」

とふくれた。

「これって草津(くさつ)川の跡だよ。元はここを流れる天井川だったから。」

「あっ、これ草津(くさつ)川だったの・・・。何か意外。でも、何か不思議。川をくぐるためのトンネルがあるって。川って普通は地面よりも低いところ流れてるのに。」

「あっ、萌。因みに日本で一番最初に出来たトンネルって川の下を通るためのトンネルだったって知ってる。」

「えっ、山じゃないの。」

まぁ、普通の反応だよなぁ・・・。


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