7991T列車 東海道夜行街道
皇紀2745年6月7日(第106日目) 国鉄東海道本線静岡駅。
芝本→遠州鉄道西鹿島線→新浜松
新浜松→遠州鉄道浜松本線・静岡鉄道駿遠線・静鉄本線急行→浜岡町
浜岡町→静岡鉄道駿遠線急行→新静岡
芝本→新静岡間の乗車券使用開始および使用終了
今日は静岡市の方へ回ってきた。静岡市はもう最長往復切符で利用済みの駅であり、もう来ることは出来ない。しかし、このように切符を買い足したりすれば普通に来ることが出来る。普通に考えれば新幹線・東海道本線の順番で静岡まで早く行くことが出来るが、今日はかなり変な行き方で静岡まで行っている。遠州鉄道と静岡鉄道は袋井でつながっており、そのまま直通できる。御前崎の方を経由して静岡市内までつながる。
登呂遺跡に久能山東照宮を回った。
「これからどうするの。まだ寝台特急まで時間あるわよ。」
と萌に言われる。
「そうだな・・・。静岡に戻って夕ご飯でも食べるか。」
「そうね、でも何食べる。」
「新静岡の所にあったステーキ屋とかどう。」
「そんなにステーキ食べたいのね。太るわよ。」
「大丈夫だって。代謝がいいから。」
「あら、そう。」
だが、問題はその後だな。時間はまだ沢山ある。静岡鉄道に乗って由比の近くまで行くか。いや、それをやってもまだ時間がある。何をしようにも時間がありすぎる。
「晩ご飯の後はどうする。それでも時間あるよ。」
「うーん。ナガシィ、何かしたいことでもある。」
僕は少し考えてから「カラオケ」と言った。これで結構時間を潰すことが出来るだろう。
晩ご飯を食べて、カラオケで熱唱して、喉を多少やって寝台特急に乗る。乗る列車は寝台特急「紀伊」紀伊勝浦行きである。「紀伊」は寝台特急「三朝」倉吉行きと寝台特急「大和」奈良行きに挟まれた4両編成。全車両B寝台車で東京から出る寝台特急の割には豪華でさえない。どちらかと言えば「みずほ」と同じように地味だ。
列車に乗り込むなり、僕達は寝台に潜り込んだ。
「じゃあ、また明日ね。」
そう声を掛け合って布団を被った。
静岡→東海道本線・関西本線・紀勢本線寝台特急「紀伊」→紀伊勝浦
静岡→名古屋間の乗車券使用開始
一口メモ
寝台特急「紀伊」
東京~紀伊勝浦間を結ぶ寝台特急。途中名古屋まで倉吉行きの「三朝」を、亀山まで奈良行きの「大和」と併結する。




