7990T列車 5日だよ。
皇紀2745年6月4日(第103日目) 国鉄篠ノ井線松本駅。
今日は最長往復切符の利用に戻る。まずは松本から塩尻に向かおう。松本~塩尻間は特急列車でもたった1駅。普通列車でも十分すぎるくらい近距離だ。
松本→篠ノ井線→塩尻
枕崎→広尾間の最長往復切符復路松本駅から使用再開
枕崎→広尾間の最長往復切符復路塩尻駅で途中下車
塩尻で降りて、僕達は蕎麦を食べることにする。塩尻駅にあるそば屋さんはとても小さい。元はエレベーターがあったところもそば屋さんだったらしいが、エレベーターのためにそば屋が割を食った格好だ。
僕と萌の2人入っただけでもかなり圧迫感のある店内だ。他のお客さんも来るし、本当に食べ終わったらそそくさと退散する必要がある。
「狭かったねぇ。」
「やっぱカメラ通してみるのとは違うなぁ・・・。あんな狭いとは思わなかった。」
「ホントね・・・。」
「どうする。このまま特急で行っちゃう・・・って無理か。」
塩尻→中央本線→奈良井
枕崎→広尾間の最長往復切符復路奈良井駅で途中下車
普通列車に乗って奈良井駅で降りる。奈良井は中山道奈良井宿のあった場所である。昔の建物が建ち並んでいて、江戸時代の雰囲気を残している。
「奈良井宿は中山道六十九次の中で東海道五十三次と共有する草津宿・大津宿を抜いた67宿中板橋宿から数えて34番目の宿場町なんだって。」
萌がパンフレットを読み上げる。
「34かぁ・・・。ここから東京の板橋まで34宿しかないって考えると案外スカスカなんだな。」
「昔の人は歩くの速かったんじゃない。」
「・・・どうだろうなぁ・・・。」
「私も暇があったらこういう所と待ってみたいなぁ。ホテルとかもいいけど、こういうのもたまにはさ。」
「また今度な。」
「今度はいつかな。」
「近いうち・・・。」
「近いうちっていつかなぁ・・・ねぇ、ナガシィ。」
「・・・5日だよ。きっと。」
「それは無いわ・・・フフフ。」
宿場町の道路を歩いていると時折食事処が目に入る。まだお昼にもなってないし、開いていない。今回は止まらないけど、こういう所で食事でもしてみたかったと思う・・・。
「お昼は木曽福島で早めに済ませるか。それで「信濃」に乗ってさっさと名古屋まで行って帰る。これでいいだろ。」
「いいわよ。それで。」
後はとんとん拍子に進んでいくだけだ。
奈良井→中央本線→木曽福島
枕崎→広尾間の最長往復切符復路木曽福島駅で途中下車
木曽福島→中央本線特急「しなの」→名古屋
枕崎→広尾間の最長往復切符復路名古屋駅で途中下車
名鉄名古屋→名古屋鉄道名古屋本線・遠州鉄道浜松本線特急→新浜松
名鉄名古屋→新浜松駅間の乗車券使用開始および使用終了
新浜松→遠州鉄道西鹿島線→芝本
新浜松→芝本間の乗車券使用開始および使用終了




