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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(復路) 中日本
211/270

7990T列車 5日だよ。

皇紀2745年6月4日(第103日目) 国鉄(こくてつ)篠ノ井線(しののいせん)松本(まつもと)駅。

 今日は最長往復切符の利用に戻る。まずは松本(まつもと)から塩尻(しおじり)に向かおう。松本(まつもと)塩尻(しおじり)間は特急列車でもたった1駅。普通列車でも十分すぎるくらい近距離だ。

松本(まつもと)篠ノ井線(しののいせん)塩尻(しおじり)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路松本(まつもと)駅から使用再開

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路塩尻(しおじり)駅で途中下車

 塩尻(しおじり)で降りて、僕達は蕎麦を食べることにする。塩尻(しおじり)駅にあるそば屋さんはとても小さい。元はエレベーターがあったところもそば屋さんだったらしいが、エレベーターのためにそば屋が割を食った格好だ。

 僕と萌の2人入っただけでもかなり圧迫感のある店内だ。他のお客さんも来るし、本当に食べ終わったらそそくさと退散する必要がある。

「狭かったねぇ。」

「やっぱカメラ通してみるのとは違うなぁ・・・。あんな狭いとは思わなかった。」

「ホントね・・・。」

「どうする。このまま特急で行っちゃう・・・って無理か。」

塩尻(しおじり)中央本線(ちゅうおうほんせん)奈良井(ならい)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路奈良井(ならい)駅で途中下車

 普通列車に乗って奈良井(ならい)駅で降りる。奈良井(ならい)中山道(なかせんどう)奈良井(ならい)宿のあった場所である。昔の建物が建ち並んでいて、江戸時代の雰囲気を残している。

奈良井(ならい)宿は中山道(なかせんどう)六十九次の中で東海道五十三次と共有する草津宿・大津宿を抜いた67宿中板橋宿から数えて34番目の宿場町なんだって。」

萌がパンフレットを読み上げる。

「34かぁ・・・。ここから東京(とうきょう)の板橋まで34宿しかないって考えると案外スカスカなんだな。」

「昔の人は歩くの速かったんじゃない。」

「・・・どうだろうなぁ・・・。」

「私も暇があったらこういう所と待ってみたいなぁ。ホテルとかもいいけど、こういうのもたまにはさ。」

「また今度な。」

「今度はいつかな。」

「近いうち・・・。」

「近いうちっていつかなぁ・・・ねぇ、ナガシィ。」

「・・・5日だよ。きっと。」

「それは無いわ・・・フフフ。」

 宿場町の道路を歩いていると時折食事処が目に入る。まだお昼にもなってないし、開いていない。今回は止まらないけど、こういう所で食事でもしてみたかったと思う・・・。

「お昼は木曽福島(きそふくしま)で早めに済ませるか。それで「信濃」に乗ってさっさと名古屋(なごや)まで行って帰る。これでいいだろ。」

「いいわよ。それで。」

後はとんとん拍子に進んでいくだけだ。

奈良井(ならい)中央本線(ちゅうおうほんせん)木曽福島(きそふくしま)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路木曽福島(きそふくしま)駅で途中下車

木曽福島(きそふくしま)中央本線(ちゅうおうほんせん)特急「しなの」→名古屋(なごや)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路名古屋(なごや)駅で途中下車

名鉄名古屋(めいてつなごや)名古屋鉄道(めいてつ)名古屋(なごや)本線・遠州鉄道(えんしゅうてつどう)浜松本線(はままつほんせん)特急→新浜松(しんはままつ)

名鉄名古屋(めいてつなごや)新浜松(しんはままつ)駅間の乗車券使用開始および使用終了

新浜松(しんはままつ)遠州鉄道(えんしゅうてつどう)西鹿島線(にしかしません)芝本(しばもと)

新浜松(しんはままつ)芝本(しばもと)間の乗車券使用開始および使用終了


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