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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(復路) 中日本
209/270

7988T列車 関西の電気瓶

皇紀2745年6月2日(第101日目) 関電(かんでん)トンネル無軌条電車(むきじょうでんしゃ)黒部(くろべ)ダム駅。

 黒部(くろべ)ダム駅のトンネルを人の波に乗って抜けていく。辺りが開けると僕達の前に黑部ダムが姿を現した。対岸に向かって曲線を描く堰堤を持つ大きなダム。これ画家の有名な黒部(くろべ)第四ダム。通称黒四ダムである。

「おお。写真で見たとおり・・・。」

「写真って。それは当り前でしょ。写真以外の写り方って何よ。」

「ハハハ・・・。それもそうか。」

「それにしても大きいねぇ。世紀の大工事だっけ。そう言われてるだけあるわね。こんな山奥にこんな大きいダム作っちゃうんだから。」

「本当だよ。ここって開発する前は何も無かったんだろうからなぁ・・・。」

いや、何も内は正直間違っているか。ここに通じるためには峻険な谷がいくつもあったはずだ。それらを越えてここにダムを造る。どんなに頭を巡らせても想像することは出来ない。

「そりゃ、これだけ大きなダム作れば、電力事情も改善するよなぁ。」

「・・・。」

「放水とかやらないかなぁ・・・。」

僕は写真でよく見る2つの放水を思い描いた。見れたら本当に凄いだろうなぁ・・・。そういうのは観光放水と言うらしいけど、観光放水はするかなぁ・・・。

「ナガシィ。ちょっと展望台に上ってみようよ。」

「えー。今行く。」

「こっちからの方が見やすいって。」

「・・・。」

 ダムの位置から少し登ってダムを上から見下ろせる位置に来る。

「わお。」

「これ本当に凄いって。」

「・・・さっきから凄いとしか言ってない気がするなぁ・・・。」

「こんなの見せられたら、誰でも語彙力低下するって。」

「ハハハ・・・。違いない。」

 そうそう。観光放水は6月の下旬から始まるので、6月の上旬である今の時期はまだやっていない・・・。どうあがいてもみれなかったのは残念である。

 これで黒部(くろべ)観光を終えることにした。空いてるトロリーバスで扇沢(おうぎさわ)まで戻る。まだ時間が早いと言うこともあってか黒部(くろべ)ダムから帰るときのバスは先頭の1両だけ客扱いをしていた。扇沢(おうぎさわ)からはバスを乗り継ぎ信濃大町(しなのおおまち)駅に行く。

 信濃大町(しなのおおまち)駅からは大糸線(おおいとせん)の列車で松本(まつもと)駅まで行った。

黒部(くろべ)ダム→関電(かんでん)トンネル無軌条電車(むきじょうでんしゃ)扇沢(おうぎさわ)

黒部(くろべ)ダム→扇沢(おうぎさわ)間の乗車券使用開始および使用終了

信濃大町(しなのおおまち)大糸線(おおいとせん)松本(まつもと)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路信濃大町(しなのおおまち)駅から使用再開

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路松本(まつもと)駅で途中下車


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