7973T列車 狐の都
皇紀2745年5月26日(第94日目) 国鉄飯田線豊橋駅。
こっちの豊橋駅には名古屋鉄道は乗り入れてこない。ちょっと外れたところに名電豊橋駅があるためだ。その為、こちらの飯田線ホームには何処を見渡しても名鉄スカーレットの車両は入ってこない。その代わりと言っては何だが、こちらの飯田線はホームに止まると一掃のんびりした雰囲気を醸し出す。
止まっている天竜峡行きの普通列車に乗り込んだ。
豊橋→飯田線→豊川
枕崎→広尾間の最長往復切符復路豊橋駅から使用再開
豊橋を出発すると線路を1本越える。飯田線の上り線を平面交差したのだ。その後飯田線はしばらく東海道本線と併走する。そちらには名古屋へ急ぐ特別快速が忙しそうに駆けていく。一方こちらはのんびりと一駅通過する。豊橋駅の一つとなり船町駅だ。船町と下地は飯田線にしかホームの無い駅だが、豊川以北に向かう普通列車の多くが通過する。その為、僕達の乗った天竜峡行きの次の停車駅はもう豊川である。
枕崎→広尾間の最長往復切符復路豊川駅で途中下車
近い割に豊川稲荷には来たことなかったからなぁ。
豊川駅から少し歩くと豊川稲荷が見えてくる。稲荷は狐を祀っているところのため至る所に狐の石像がある。狐って言うと「九尾の狐」とかであまりいいイメージがないのだが・・・。まぁ、昔と今とで認識が違うって言うのはよくある話だからなぁ。
本堂を見て回り、霊狐塚へいく。所狭しとある狐の象にはどこか恐怖を覚える。
萌がぎゅっと僕の腕を掴み、
「あっちから視線を感じるよ・・・。」
と言う。
「まさか・・・。」
そちらを見てみると確かに狐の象がこちらを向いている。それが支線に感じるかと言われると微妙なのだが、改めてみるとこちらに視線を向けているように感じ始める。
「早いところ切り上げて帰るか。」
「・・・うん。そうして・・・。」
豊川駅に戻って飯田線の列車で先に向かう。次にある列車は特急「伊那路」であった。しかし、豊川と本長篠の間を自由席で乗る場合料金はかなり安い。「伊那路」の自由席は駒内からちょっとした課金感覚だ。
豊川→飯田線特急「伊那路」→本長篠
枕崎→広尾間の最長往復切符復路豊川駅から使用再開
枕崎→広尾間の最長往復切符復路本長篠駅で途中下車
本長篠に付いたら対面乗り換えだ。
本長篠→飯田線→長篠城
本長篠→長篠城間の運賃長篠城駅で下車時運賃精算




