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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(復路) 首都圏
184/270

7963T列車 新幹線

皇紀2745年5月20日(第88日目) 箱根(はこね)ロープウェイ桃源台(とうげんだい)駅。

 芦ノ湖には海賊船が就航している。と言っても海賊船の形をした遊覧船だ。僕は昔この遊覧船に乗ったことがあるが、その時箱根登山鉄道(はこねとざんてつどう)とかには乗っていない。まぁ、それもそのはずでその時は浜松(はままつ)からバスで来ていた。今回は自分の来たかったか立ちできたことになるのかな。

「どう、満足。」

萌にそう聞かれれば、僕は短く返事をするだけだ。

「さて、遊覧船乗り終わったらさっさと行こうか。」

「あー、はいはい。もうちょっとユックリしようって思わないのかしら。」

「・・・。」

「あーもう。分かってますって。文句があるなら自分でしてってことも。」

「今度来るときはゆっくりしような。」

「うん。」

桃源台(とうげんだい)→箱根ロープウェイ→早雲山(そううんざん)

早雲山(そううんざん)箱根登山鉄道(はこねとざんてつどう)鋼索線→強羅(ごうら)

強羅(ごうら)箱根登山鉄道(はこねとざんてつどう)鉄道線(てつどうせん)箱根湯本(はこねゆもと)

箱根湯本(はこねゆもと)箱根登山鉄道(はこねとざんてつどう)鉄道線(てつどうせん)小田原(おだわら)

 小田原(おだわら)からは最長往復切符の利用に復帰する。東海道本線(とうかいどうほんせん)もここまで来るとようやっと人波が落ち着いてくる。ただ、この先への利用はまだ多い。

小田原(おだわら)東海道本線(とうかいどうほんせん)根府川(ねぶかわ)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路小田原(おだわら)駅から使用再開

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路根府川(ねぶかわ)駅で途中下車

 根府川(ねぶかわ)駅は相模湾がよく見える。まぁ、気分転換にちょっと降りたのだ。

 ただ、関東大震災の時はここで被災した列車もいる場所だからなぁ・・・。痛ましいことは風景がいいところほど有るような気がする。

根府川(ねぶかわ)東海道本線(とうかいどうほんせん)熱海(あたみ)

熱海(あたみ)東海道本線(とうかいどうほんせん)函南(かんなみ)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路函南(かんなみ)駅で途中下車

 東海道本線(とうかいどうほんせん)の列車を乗継いで函南(かんなみ)駅で下車する。この駅は普段なら通り過ぎてしまう駅だが、今日はちょっと行ったみたいところがある。

函南(かんなみ)なんて初めて降りたわ。」

浜松(はままつ)住んでたら馴染みないもんなぁ・・・。」

「同じ静岡県なのにねぇ。」

正直、伊豆が同じ静岡県だと思ったことはほとんどない。

 さて、函南(かんなみ)駅から16分くらい歩いて行くと新幹線公民館というのが見えてくる。当然、普通の公民館で何かにつけて一般開放しているわけではないため、外から見るだけだ。

「新幹線って地区は新幹線の線路側の方にあると思ってたけど・・・。」

「そうじゃないんだね。向こうはあんまり土地なかったのかな。」

と萌が言った。ああ、そうかもしれない。僕はそれに納得した。この辺りに住んでいた人たちは東海道新幹線(とうかいどうしんかんせん)新丹那(しんたんな)トンネル建設のためにかり出されていたと聞く。そして、そのトンネルは8キロぐらいある。これを短時間で完工するためにはかなりの人員が投入されたはずだ。そう考えれば、萌の言っていることは間違っていないのかもしれない。

「案外、それがホントだったりしてね。」

僕はそう言った。

函南(かんなみ)東海道本線(とうかいどうほんせん)沼津(ぬまづ)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路沼津(ぬまづ)駅で途中下車


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