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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(復路) 首都圏
182/270

7961T列車 こっちが楽しいぞ

皇紀2745年5月19日(第87日目) 国鉄(こくてつ)東海道新幹線(とうかいどうしんかんせん)東京(とうきょう)駅。

新大阪(しんおおさか)東海道新幹線(とうかいどうしんかんせん)「ひかり」→東京(とうきょう)

 車窓にビルが多くなるとよいよ東京(とうきょう)駅に入る。0系新幹線は何回か転線を繰り返し、ホームに入る。新大阪(しんおおさか)からは約3時間。早い道のりではあったもののやはり昔の新幹線だと言うことを実感させられる。「中央新幹線(ちゅうおうしんかんせん)より遅い」。これは車両の性能、経路的にも仕方のないことである。

東京(とうきょう)都区内→大阪(おおさか)市内の乗車券復路東京(とうきょう)駅下車に伴い使用終了

 東京(とうきょう)に着いたら、すぐさま最長往復切符の利用に戻る。新大阪(しんおおさか)から乗った0系でさっき小田原(おだわら)を通過しているが、僕達はそこまでまた戻らなければならない。ホームに降り立ち、階段を降りて、別のホームへと移動する。そこに止まっている新大阪(しんおおさか)行きの「こだま」に乗り換える。今度待ち構えているのは100系新幹線だ。0系、100系、300系がいた時代に100系が「ひかり」だとすり込まれている身からすれば「こだま」で走る彼らはどこかおかしくもある。

東京(とうきょう)東海道新幹線(とうかいどうしんかんせん)「こだま」→小田原(おだわら)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路東京(とうきょう)駅から使用再開

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路小田原(おだわら)駅で途中下車

 新幹線と言うこともあり小田原(おだわら)に着くのはあっという間だ。

 今日の最長往復切符の利用もここで終わる。今日は小田原(おだわら)城でも見た後に箱根にって泊まろうか。またしても懐が寒くなりそうなものだ・・・。

 さて、小田原(おだわら)城は小田原(おだわら)駅から徒歩15分ほどで到達することが出来る。日本の至る所に城跡は存在するが、天守閣があって駅からこれほど近いって言うのは福山とここぐらいなもんだろうか。

 そんな小田原(おだわら)城を見た僕の感想は「何かお城にしては小さいかも」ということだった。いや、天守はそれでも城の敷地自体は場内にもう一個城が作れるぐらいの大きさがあるのだから、相当広いはずだ。江戸城、大阪(おおさか)城みたいに大きくするだけのお金はなかったのかなぁと考えてしまう。

「これだけの城作れるのにお金なかったも変な話かぁ・・・。」

「んっ、ナガシィ何か言った。」

「ううん。何も。」

 小田原(おだわら)での用が終わったら、また小田原(おだわら)駅に戻った。今度は国鉄(こくてつ)では無く小田急電鉄(おだきゅう)のホームへと向かう。小田原(おだわら)小田急電鉄(おだきゅう)箱根登山鉄道(はこねとざんてつどう)も乗り入れている。新宿(しんじゅく)から1時間とちょっとで走ってくる特急ロマンスカーが売りの会社だ。中でも展望席を備えるNSE、LSE、HiSEは特に人気を誇る。

 ちらりと列車の混雑状況を示す電光掲示板を見ると次の箱根湯本(はこねゆもと)方面行きのロマンスカーはNSEらしい。個人的にはロマンスカーの中で一番好きなものだ。

小田原(おだわら)箱根登山鉄道(はこねとざんてつどう)鉄道線(てつどうせん)特急「はこね」→箱根湯本(はこねゆもと)

小田原(おだわら)箱根湯本(はこねゆもと)間の乗車券使用開始

 小田原(おだわら)駅に入ってくるオレンジ色と灰色を配したロマンスカー。ライトはデメキンみたいに飛び出ているのがなんとも可愛い。先頭は展望席になっている。その席には今ちょうど降りる準備をしている人がいる。

「ちょうどよかったかもね。」

「よかったわね。ナガシィ。」

「ああ。うん。」

 これは運がいいなぁ・・・。ちょうど前面展望を見れるとは。

小田原(おだわら)箱根湯本(はこねゆもと)間の乗車券使用終了


一口メモ

小田急電鉄(おだきゅう)3100形

小田急電鉄(おだきゅう)が運行する特急ロマンスカーの一つ。New(ニュー) Super(スーパー) Express(エクスプレス)の愛称を持ってる。


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