7956T列車 京浜工業地帯
皇紀2745年5月18日(第86日目) 国鉄青梅線拝島駅。
拝島は新宿からかなり離れた場所に位置していると認識している。ただ、それは地理的な距離に過ぎないのかもしれない。朝方から中央本線に直通する列車が何本も走っている。オレンジ色の201系の先頭には「青梅特快」とでており、あれもまたここから東京へ向かって走って行く。
しかし、朝からあんな殺人的な混雑に身を置くつもりはない。
「早くしないと売り切れちゃうわよ。」
と萌が急かす。
「大丈夫。これで・・・ね。」
小さい切符が2枚出てきた。だが、席はどちらも離れてしまっている。
「それは仕方ないわよねぇ・・・。」
「うん。まぁね。」
オレンジ色の通勤電車に混じって特急列車が入る。ヘッドマークにはただ「快速」という表記のみがでている。これが僕達を救済してくれる列車快速「青梅ライナー」だ。どこからどう見ても特急列車にしか見えないところが、この通勤快速列車の特徴だ。僕達は次の駅で降りてしまうが、それでも310円くらいはかかってしまう。
拝島→青梅線快速「青梅ライナー」→立川
枕崎→広尾間の最長往復切符復路拝島駅から使用再開
「やっぱもったいなかったかなぁ・・・。」
「降りてから言うなよな・・・。」
立川→南武線→尻手
尻手→南武線浜川崎支線→浜川崎
麻ラッシュの南武線を抜けると浜川崎支線に乗る。浜川崎支線はそういうラッシュとは関係なさそうだ。2両編成の電車にはほとんど人が乗っていない。こういう所の方が助かるなぁ・・・。
浜川崎からは鶴見線に乗る。鶴見に向かう電車もまたガラガラ。一方で扇町に向かう電車はとても多い。乗客は全員サラリーマンだ。彼らは沿線にある会社への出勤のために使っている。そういう路線として有名なのは鶴見線と山陽本線和田岬支線だろう。
僕達は鶴見線の大川支線、鶴見線、海芝浦支線の順番に乗り、鶴見からは京浜東北線に乗って品川などを回り、東京駅に行った。
浜川崎→鶴見線→安善
枕崎→広尾間の最長往復切符復路安善駅で途中下車
安善→鶴見線大川支線→大川
安善→大川間の運賃大川駅で下車時運賃精算の上乗車
大川→鶴見線→扇町
大川→扇町間の乗車券使用開始および使用終了
扇町→鶴見線→浅野
扇町→安善間の乗車券使用開始および使用終了
浅野→鶴見線海芝浦支線→海芝浦
浅野→海芝浦間の乗車券使用開始および使用終了
海芝浦→鶴見線海芝浦支線・鶴見線→鶴見
海芝浦→浅野間の乗車券使用開始および使用終了
枕崎→広尾間の最長往復切符復路浅野駅から使用再開
鶴見→東海道本線(京浜東北線)→品川
品川→山手線→代々木
代々木→中央本線→神田
神田→東北本線(山手線)→秋葉原
秋葉原→総武緩行線→錦糸町
錦糸町→総武本線→東京
枕崎→広尾間の最長往復切符復路東京駅で途中下車