7953T列車 北関東の聖域
皇紀2745年5月17日(第85日目) 国鉄京葉線蘇我駅。
蘇我→京葉線→南船橋
枕崎→広尾間の最長往復切符復路蘇我駅から使用再開
南船橋→武蔵野線南船橋支線・武蔵野線→新三郷
枕崎→広尾間の最長往復切符復路新松戸駅到着に伴い途中下車
ホームにあがったところで反対側を貨物列車が通過する。武蔵野線は元々貨物線として開業した路線。今それを教えてくれるのはここを通る貨物列車達だけだ。今やかなりの数旅客列車が運行されている。東京近郊でよく見る電車が行き交っている。
新松戸→新三郷間の運賃新三郷駅下車時運賃精算の上乗車
新松戸から少しあがって新三郷駅で降りた。新三郷近郊は開発が進んでいる。
「昔はここが大きい駅だったなんて思わないよねぇ・・・。」
と萌が言う。まぁ、ここで言う大きな駅とは貨物駅のことだ。新三郷は上下線のホームが360メートルも離れていたという恐ろしい駅だ。今は貨物列車が目的地直行形のコンテナ列車に置き換わったことから、新三郷にあった貨物駅はお役御免となり、整理された。
「まぁ、整理されたおかげで僕達はここで買い物が出来るんだけどねぇ。」
「何か買うものでもあるの。」
「ううん。別に。」
「じゃあ、次の列車で先に行けばいいじゃない。」
「せっかく降りたんだし、そこのショッピングモールでご飯か何か食べてこうよ。」
「・・・いいけど、何食べるつもり。」
「それはこれから考えるよ。」
駅前すぐにあるショッピングモール。ここも元は線路がびっしりと敷かれていた場所だ。今はそんなものがあったとは分からないようになっている。しかし、新三郷近くにある道路橋などは線路を飛び越えてもまだ下に降りる気配がない。そう言うところでここが広い鉄道用地だったことが理解できる。
「さて、何食べようかな。」
一番手頃なのはフードコートか。
「ステーキ屋さんがあるなぁ。」
「ああ。これ美味しいって評判だよねぇ。」
「じゃあ、ここにしよう。」
確かに、評判の通り美味しかった。これはもうちょっとお肉増量しても大丈夫かもしれない。南西魔の僕達の体は全盛期の体でもあるからね。
新三郷→武蔵野線→吉川
新三郷→吉川間の乗車券使用開始および使用終了
ステーキを食べてから再び武蔵野線の電車に乗る。少し先の吉川駅で下車した。吉川駅からは少し歩いてセイコーマートに行った。本州では北関東に当たりにセイコーマートが展開している。この当たりにしかないというのは残念だが・・・。
「セイコーマート言ってどうするの。」
「えっ、ホットシェフ食べるだけだ度ね。」
「また、食べるの。」
「うん。」
「よく食べるわねぇ・・・。太るわよ。」
「萌にそう言う心配されるとは思わなかったけどなぁ。」
「私は太んないから大丈夫よ。」
「太んないねぇ・・・。」
ちょっとだけ向こうのことを思い出した。太んないと言って太んなかったのは体の代謝が旺盛だったときだけだったと記憶している。
「何ッ。」
怒られた。
「別に、何でもないですよ・・・。」
吉川→武蔵野線→新松戸
吉川→新松戸間の乗車券使用開始および使用終了
新松戸→常磐緩行線→松戸
枕崎→広尾間の最長往復切符復路新松戸駅から使用再開