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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(復路) 首都圏
172/270

7951T列車 一つの話し

皇紀2745年5月16日(第84日目) 国鉄(こくてつ)日光線(にっこうせん)日光(にっこう)駅。

 朝早くにホテルを出て日光東照宮へと赴いた。ここは前にも来ているから、かなりながしていくつもりではあった。

「これがストーリーになっているとはねぇ・・・。」

僕は神厩舎の脇で足を止めた。軒のすぐした辺りには猿の装飾が付いている。当然全部木彫りだ。こんな緻密な物を江戸時代とかに作っているのだから、職人技って言うのは本当に凄いと思っていた。だが、それ以上にこれがストーリーになっていると言うことに驚いた。ここの木彫りは「見猿、聞か猿、言わ猿」の三猿が有名だ。しかし、これを左から順番に見ていくと生命の誕生から大きくなるまでが描かれている。ただ、これは今言われている解釈の一つらしい。そこは断定されていないのね。だけど、そう言われるとそうにしか見えない。

「ナガシィ。人が来る前に早く行こう。」

「はい、はい。」

 参拝をしませてから、僕達はホテルに戻る。荷物をピックアップして、日光(にっこう)駅に戻った。ちょうど上野(うえの)からの特急「日光(にっこう)」が入っていた。157系って言うのは初めて見たぞ。朝早いと言うこともあって、「日光(にっこう)号」はガラガラだ。

「あれ、ちょっと暑くない。」

萌が車内に入った瞬間に言う。

「今時、非冷房の特急列車ってないからな・・・。」

「ひ、ひ、非冷房。これから夏よ。非冷房って新手のいじめ。」

「いじめだけで住んだらいいね。」

日光(にっこう)日光線(にっこうせん)東北本線(とうほくほんせん)特急「日光(にっこう)」→小山(おやま)

日光(にっこう)宇都宮(うつのみや)間の乗車券復路使用開始および使用終了

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路宇都宮(うつのみや)駅から使用再開

 宇都宮(うつのみや)駅に到着しても「日光(にっこう)号」の乗客は増えない。一方でほぼ同じ時間に運行される特急「ひばり号」は乗客満載で宇都宮(うつのみや)を後にしている。

(この違いはやっぱ冷房の有無かな。)

さすがに、利用者はそう言うところしっかり見ているか・・・。7両ある特急列車は小山(おやま)までもガラガラ。その先もガラガラだろうなぁ・・・。

小山(おやま)水戸線(みとせん)友部(ともべ)

友部(ともべ)常磐線(じょうばんせん)特別快速→我孫子(あびこ)

我孫子(あびこ)成田線(なりたせん)我孫子支線(あびこしせん)成田(なりた)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路成田(なりた)駅で途中下車

 水戸線(みとせん)常磐線(じょうばんせん)の特別快速を乗継いで我孫子(あびこ)駅まで駒を進める。我孫子(あびこ)駅からは成田線(なりたせん)に乗り換え。のんびりした成田線(なりたせん)の列車に乗って終点の成田(なりた)まで行こう。


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