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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(復路) 東北
159/270

7938T列車 好きなもの

皇紀2745年5月8日(第76日目) 国鉄(こくてつ)奥羽本線(おううほんせん)山形(やまがた)駅。

 隣の山形(やまがた)駅で列車を乗り換える。山形(やまがた)駅で山形(やまがた)城址を見て、電車の中にいるという環境から少し解放された。これで少しでも自分たちの英気を養っておく。

山形(やまがた)奥羽本線(おううほんせん)大石田(おおいしだ)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路大石田(おおいしだ)駅で途中下車

 大石田(おおいしだ)で下車し、バスで銀山温泉に向かう。銀山温泉まではバスで35分程度だ。

 銀山温泉は川を挟んで昔ながらの旅館が沢山並んでいる。温泉で有名なところは日本に多いが、こんな風に昔風の建物が沢山残っているという所は・・・はて何処があるだろうか。

「ナガシィ。こっちおいで。」

呼ぶので何かと思っていくと、

「お風呂は入れるよ。入ってこうよ。」

ああ。そういうことか。温泉街ってこういう所多いからなぁ。しかし、萌は間髪いれずに

「ああ、ナガシィは混浴でないと満足できないかな。」

「じゃあ、入るか。」

「いいの。」

「あのなぁ・・・。温泉入るだけなんだからさぁ。」

 今日は温泉ばっかりだな。高畠(たかはた)で足湯に浸かって、銀山温泉で全身使って。次は何処で温泉に浸かるんだか。温泉から出たら、バスに乗って奥羽本線(おううほんせん)大石田(おおいしだ)駅に戻る。大石田(おおいしだ)からは新庄(しんじょう)行きの列車に乗り、新庄(しんじょう)で乗り換える。

大石田(おおいしだ)奥羽本線(おううほんせん)新庄(しんじょう)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路大石田(おおいしだ)駅から使用再開

 新庄(しんじょう)からは秋田(あきた)行きの普通列車に乗る。こんな所から秋田(あきた)まで行くには3時間くらいかかる。鈍行ではかなりの長丁場になる。この長丁場に耐える体を僕達はもう既に持ち合わせてはいない。途中で特急列車に乗り換えるのが定石だろう。

「次は及位(のぞき)及位(のぞき)です。」

車掌さんのアナウンスがかかる。床下からはモーターの爆音が響く。

「次はナガシィが好きそうなの。」

「いや、だから・・・。」

確かに、覗きって言うのはね。男としては一度はしてみたいとは思うけれども・・・それにしても及位(のぞき)って地名は何が由来なんだろうなぁ。少しばかり及位(のぞき)のことに関して調べてみた。ヨシッ、今度はこっちから仕返しでもしてやろうか。

「降りるか。」

僕は萌を誘って及位(のぞき)で降りることにした。

新庄(しんじょう)奥羽本線(おううほんせん)及位(のぞき)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路及位(のぞき)駅で途中下車

「ちょっと何も無いじゃん。分かってて、私誘ったわね。」

「いいだろ。さっきから散々バカにしてきたお返し。」

「別にバカにはしてないわよ。事実をいっただけじゃ無い。」

「余計腹立つわ。」

「そんなに怒んないで。」

「・・・そういえば、僕は混浴の方が満足できるんだよねぇ。」

「だから。」

福島(ふくしま)行ったら滑川温泉行くぞ。」

「えっ・・・。」

及位(のぞき)奥羽本線(おううほんせん)新庄(しんじょう)

及位(のぞき)新庄(しんじょう)間の乗車券使用開始および使用終了

新庄(しんじょう)奥羽本線(おううほんせん)特急「つばさ」→横手(よこて)

新庄(しんじょう)及位(のぞき)間の乗車券使用開始および使用終了

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路横手(よこて)駅で途中下車


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