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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(復路) 東北
154/270

7933T列車 犬そこ変われ

皇紀2745年5月6日(第74日目) 国鉄(こくてつ)奥羽本線(おううほんせん)大館(おおだて)駅。

「へぇ、可愛い。」

そういう梓に白の秋田(あきた)犬がよってくる。梓の手を辺りで鼻をひくひくさせる。いいにおいでもするのかな。

「あんの犬っころ・・・。場所変われっての・・・。」

「・・・。」

場所変われってなぁ・・・。

「絶対梓ちゃんのパンツ見れるじゃないか。」

あっ、目的はそっちか・・・。だが、そうはならない。なぜなら今梓がはいているのはズボンだからだ。どうあがいたって見えないんだけどなぁ。それを忘れているわけじゃ無いと思うけど。

「どうしたの。大希。まさか犬にやきもち焼いてるわけじゃないよね。」

「・・・はっ、犬に焼くわけけねぇだろ。」

あっ、そういうことか。真の目的はこっちだったのね。

「ナガシィ、おいで。犬可愛いよ。」

「・・・。」

萌の隣に行くとさっきの犬がよってきた。こっちに来るなと防衛体制を張ると犬はさっさと萌の方に行った。こうやって人に近いところにいるからこそ、人の気持ちでも分かるんだろうか。にわかに信じがたい。

「この子ナガシィにはよらないねぇ・・・。嫌われてる。」

「僕が嫌ってるの間違いよ。」

「・・・フフフ。こんなに可愛いのに。」

「可愛いと触れるは違うの。犬は動物なんだし、人とは違うんだって。」

「ふぅん。・・・で、この後どうする。」

ああ、それはあの二人と話して決めればいいでしょ。

大館(おおだて)奥羽本線(おううほんせん)弘前(ひろさき)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路大館(おおだて)駅から使用再開

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路弘前(ひろさき)駅で途中下車

 大館(おおだて)を後にしてから、普通列車で弘前(ひろさき)に向かう。弘前(ひろさき)では弘前(ひろさき)城近辺の桜を見に行った。ゴールデンウィークを過ぎた辺りなので桜は葉桜になり始めている木もあった。もう少し来る時期が早ければ桜の最も美しい時期だったであろう。しかし、これは自然相手なので仕方ない。

「早いところ、弘前(ひろさき)駅に戻る。」

「うん。次も乗り逃せないしねぇ。」


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