7928T列車 道南の遊び
皇紀2745年5月4日(第72日目) 国鉄胆振線倶知安駅。
羊蹄山を見上げる倶知安市街。時間は7時を過ぎていた。ホテルからでてさっさと駅に向かった。胆振線の列車まで時間がない。
倶知安→胆振線→伊達紋別
枕崎→広尾間の最長往復切符復路倶知安駅から使用再開
最長往復切符は倶知安から函館にかけて「?」マークのように走る。最初に乗る胆振線は全区間を乗り通すのに3時間くらいかかる。今から乗り始めると、10時30分くらいに伊達紋別に到着する。今日から明日にかけての間で北海道から脱する予定だが、果たしてどうだろう。
伊達紋別からは函館行きの特急列車「スーパー北斗」に乗る。ちょうどいい普通列車がなかったためだ。一駅だけで10分かそこらかの乗車のため自由席に乗り込んだ。ゴールデンウィークと言うこともあり、特急の自由席は満員だった。ちょっと失敗したかな・・・。
伊達紋別→室蘭本線特急「スーパー北斗」→洞爺
枕崎→広尾間の最長往復切符復路洞爺駅で途中下車
洞爺駅からはシャトルバスで洞爺湖畔へと向かう。
洞爺湖は摩周湖と同じカルデラに水がたまって出来上がったカルデラ湖だ。大きさは屈斜路湖、支笏湖に次いで3番目らしい。真ん中にある島は元々火口だった山なのかな・・・。まぁ、何でもいいか。
今日もここはいい景色。さて、ちょうどお昼ご飯の時間にもなったし、僕達は食堂に入る。それが済んだら、洞爺湖の辺りを少し歩き回り、洞爺駅に戻る。洞爺駅からは「スーパー北斗」でさっさと函館に急いだ。
洞爺→室蘭本線・函館本線・函館本線渡島砂原支線・函館本線特急「スーパー北斗」→函館
枕崎→広尾間の最長往復切符復路函館駅で途中下車
函館駅まで戻ってくると、北海道の南へ北という実感が湧く。あれだけ広いと感じた北海道も終わりが近づいてきているが、まだ青函航路には乗り換えない。同じ「北斗」に乗っていた乗客のほとんどはさっさと青函連絡船の乗り換え口に急いでいた。僕達はそれを横目に函館駅の改札に向かった。
改札の方へ行くと誰かがメガホンを使って演説しているらしい。その演説が僕達の耳にも途切れ途切れに届く。ちらりとそちらを見ると「ああ、いかにも」な主張をしているお察しな団体のようだ。
函館駅前→函館市交通局→五稜郭公園前
函館駅前→五稜郭公園前間の運賃五稜郭公園前電停で下車時運賃精算の上乗車
函館駅前から路面電車に乗って五稜郭公園前で下車。星形の西洋風お城を上から眺めてから、五稜郭公園前から十字街まで路面電車に乗る。
五稜郭公園前→函館市交通局→十字街
五稜郭公園前→十字街間の運賃十字街電停で下車時運賃精算の上乗車
だが、ここから函館山に登って夜景を見るにはまだ時間がありすぎる。
「ちょっと時間を潰してから行こうか。」
今日はちょっと寄りたい特別な場所がある。僕はスマホでそれがあることを確認してから、歩き始めた。




