7926T列車 マジ卍炭鉱
皇紀2745年5月3日(第71日目) 国鉄室蘭本線岩見沢駅。
「ナガシィ、大丈夫。」
萌がそう聞いてきた。昨日くっつかれて寝たからなぁ。寝れてないのかと思ったんだろう。別に僕が心配したようなことはなかった。いつの間にか寝落ちしていて、いつものように目覚めていた。さすがに寝起きで隣に萌が寝ていることにはビックリしたけれども。
「寧ろ、こっちの寝起きで萌起こしちゃったのが気になるよ。」
「私は大丈夫。ぐっすり寝れたから。」
「・・・。」
さて、一番最初はちょっとネタに走ってみよう。止まっているディーゼルカーは室蘭本線と万字線の普通列車だ。僕達は後ろに連結されている万字線の普通列車に乗り込んだ。
岩見沢→室蘭本線・万字線→万字
枕崎→広尾間の最長往復切符復路岩見沢駅から使用再開
枕崎→広尾間の最長往復切符復路志文駅到着に伴い途中下車
志文→万字間の運賃万字駅で下車時運賃精算の上乗車
「この駅でインスタ映えとかやったやつ何人いるんだろうねぇ。」
僕は萌に聞いた。
「さぁ・・・。これでやったら伸びそうだけどねぇ。」
まぁ、それはやってみないと分かんないけどねぇ・・・。試しに写真を撮って「マジ万字線」とでもツイートしてみた。僕らのアカウントではいつもの具合という感じ、伸びは悪い・・・。
「うん。そんな伸びるわけないよね。」
さて、早いところ切り上げよう。万字線も列車本数は多くない。逃すと大変なことになる。
万字→万字線→志文
万字→志文間の乗車券使用開始および使用終了
志文駅まで戻ってきたら、少し室蘭本線の列車を待って南下する。炭鉱から産出される石炭を満載した貨物列車の合間を縫って運行するため、普通の走り方はどこかよそよそしい。だが、貨物の邪魔をしちゃいかんと思っているのか速度は豪快だ。
志文→室蘭本線→苫小牧
枕崎→広尾間の最長往復切符復路志文駅から使用再開
枕崎→広尾間の最長往復切符復路沼ノ端駅停車に伴い途中下車
沼ノ端→苫小牧間の運賃苫小牧駅で下車時運賃精算の上乗車
この後のことも考えて苫小牧で下車した。
「苫小牧って名前は知ってるけど、降りたことないところだよねぇ。」
「そうだな。こうやって降りたのも初めてだよねぇ。」
苫小牧は日本の中でも有数の港町だ。その港は陸地だった部分を港にしてまで作られているらしく、苫小牧の重要さが垣間見れる。
「で、これからどうする。」
そういえば、それは何も考えてなかったなぁ。ここで降りたのは完全に無計画だ。苫小牧から日高本線か富内線方面に行ってみるか。そう思ったが鵡川まで行くのに30分はかかる。日高本線も富内線も往復するにはかなりの時間を要する。このまま行ったら予定に影響が出てくる。
「辞めるか。」
「何のために降りたんだっけ。」
「それは聞くな。」
苫小牧→室蘭本線・千歳線・函館本線特急「すずらん」→南千歳
苫小牧→沼ノ端間の乗車券使用開始および使用終了
枕崎→広尾間の最長往復切符復路沼ノ端駅から使用再開
枕崎→広尾間の最長往復切符復路南千歳駅で途中下車
南千歳→千歳線新千歳空港支線快速「エアポート」→新千歳空港
南千歳→新千歳空港間の運賃新千歳空港駅で下車時運賃精算の上乗車




