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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(復路) 北海道
146/270

7925T列車 きょうふの夜

皇紀2745年5月2日(第70日目) 国鉄(こくてつ)深名線(しんめいせん)名寄(なよろ)駅。

 置かれているキマロキ編成の近くには北国博物館がある。そこで展示物を見て、名寄(なよろ)駅に戻った。ここからでる普通列車はここまで乗ってきたキハ183系で幌加内(ほろかない)から特急に変身する快速「深雪(みゆき)札幌(さっぽろ)行きだ。この列車は朱鞠内(しゅまりない)まで快速運転をする。往路では止まった蕗ノ台(ふきのだい)も白樺も通過する。

名寄(なよろ)深名線(しんめいせん)快速(幌加内(ほろかない)から特急)「深雪(みゆき)」→朱鞠内(しゅまりない)

名寄(なよろ)羽幌(はぼろ)間の乗車券使用開始

名寄(なよろ)羽幌(はぼろ)間の乗車券朱鞠内(しゅまりない)駅で途中下車

 朱鞠内(しゅまりない)まで戻ったら18時台にある羽幌(はぼろ)行きの名羽線(めいうせん)に乗り換える。しかし、名羽線(めいうせん)の列車は17時頃までない。時間はまだ15時を少し過ぎたくらいで時間がある。それに名寄(なよろ)羽幌(はぼろ)間はぎりぎり100キロを超えている。途中の駅で下車しても問題はない。

「だけど、ここで何を見るの。」

それなんだよなぁ・・・。

 僕はタクシーを拾った。駅前からものの5分で、この近くにある大きな人造湖朱鞠内(しゅまりない)湖の展望台に到達できる。朱鞠内(しゅまりない)湖は雨竜川第一ダムによって作られた湖。展望台から見える範囲全部湖って所は滋賀県の琵琶湖を彷彿とさせる。朱鞠内(しゅまりない)湖にある島も全部雪が残っていた。

 朱鞠内(しゅまりない)駅に戻ってもまだ時間がある。

「ねぇ、ナガシィ。今日は羽幌(はぼろ)に泊まったりする。」

「んっ・・・。うーん。まだホテル取ってないからなぁ。」

ちょっと考えないといけないなぁ・・・。

「まさか、ホテル変えて羽幌(はぼろ)に泊まろうなんて言わないよねぇ。」

「んっ・・・。別に萌が泊まりたくないなら、他行くけど。」

「他行って。とにかくここら辺じゃ泊まりたくないから。」

「そう・・・。」

ちょっと泊まれるところを調べてみる。ここらじゃ嫌って事だから、留萌(るもい)から下で調べてみるか。調べてみると留萌(るもい)でも、深川(ふかがわ)でも、滝川(たきかわ)でも、岩見沢(いわみざわ)でも泊まれる。そう言うと萌は「岩見沢(いわみざわ)」と即答した。

朱鞠内(しゅまりない)名羽線(めいうせん)羽幌線(はぼろせん)羽幌(はぼろ)

名寄(なよろ)羽幌(はぼろ)間の乗車券朱鞠内(しゅまりない)駅から使用再開

 羽幌(はぼろ)駅まで戻ってきたら、特急列車に乗り換え。この列車はそのまま岩見沢(いわみざわ)方面まで直通するので一本でいける。

羽幌(はぼろ)羽幌線(はぼろせん)留萌本線(るもいほんせん)函館本線(はこだてほんせん)特急「スーパーオロロン」→岩見沢(いわみざわ)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路羽幌(はぼろ)駅から使用再開

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路岩見沢(いわみざわ)駅で途中下車

 その夜、ホテルで布団に入ったのだが・・・。

「萌・・・。」

「なぁに。」

「ちょっと離れてくれない。寝づらい。」

「いいじゃん。今日はこうして寝たいの。」

「・・・。」

「あっ、エッチはダメだからね。」

「はい、はい。」

これは寝れないことを覚悟した方が良いのかもしれない。


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