表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(復路) 北海道
131/270

7910T列車 北見で何見る

皇紀2745年4月25日(第63日目) 国鉄(こくてつ)池北線(ちほくせん)北見(きたみ)駅。

旭川(あさひかわ)宗谷本線(そうやほんせん)石北本線(いしきたほんせん)特急「オホーツク」→北見(きたみ)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路北見(きたみ)駅で途中下車

 まだ夜が明けないうちに列車は北見(きたみ)駅に到着した。そういえば北見(きたみ)市って一体どんな観光地があるのかと言うことがよく分かっていなかった。列車を降りる直前にそれを調べてみたが・・・。

北見(きたみ)市って広いねぇ・・・。」

と言うことを実感した。こんな所からサロマ湖の辺りも北見(きたみ)市なのだ。

 ホームに降り立つと北海道の冷たい空気が僕らを包む。

「うっ・・・。」

「萌大丈夫。」

「あっ、うん。平気。」

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路北見(きたみ)駅で途中下車

 一旦、北見(きたみ)駅の改札の外に出てスマホで観光地を調べてみる。一番手頃にいけそうなのは徒歩10分で行ける北見(きたみ)ハッカ記念館か徒歩15分のピアソン記念館って所だろう。ただ開館どちらもは9時30分以降。まだまだ開かない。

「その時間まで待合室で寝てる。」

「色々と危ないこと考えるなぁ、萌。」

「ダメかな。」

「ダメじゃないけど・・・。僕が心配。」

「ふふん。ありがとう。」

「・・・セイコーマート。まだやってないよねぇ。」

「やってないだろうなぁ・・・。」

それからも絵が僕の肩により掛かってきた。「ちょっと寝るわ。後で起こして。」と言って萌は寝てしまった。次に起きたのは北見(きたみ)駅が少々学生で賑やかになってきたときだった。それでも6時くらいだ。

「どうする。どっちも開館まであと3時間くらいあるけど。」

「ちょっと歩こう。野付牛公園とかあるでしょ。そこまで歩いたらいい運動になるし。」

「じゃあ、そうしますか。」

 セイコーマートに行って朝ご飯を買い、野付牛公園に行く。まぁ、ただ歩きの目的地に設定しただけだけど。公園を回って、帯広(おびひろ)の駅前に戻ってもまだ時間がある。少々、北見(きたみ)の街を歩いて回ってピアソン記念館の外だけを見て、ハッカ記念館の開館時間まで粘る。

「ハッカって植物由来だったんだな。」

僕がそうつぶやくと、

「えっ、知らなかったの。」

萌が言う。

「萌だって知らなかったろ。」

「私は知ってましたよーだ。」

と言うが、嘘だな。ちょっと目が泳いだからだ。まぁ、これ以上の追求はしないことにしよう。

「でも、ナガシィってハッカ好きじゃないよね。ほら、ドロップでも有るじゃない。」

「味無いからなぁ・・・。」

「ナガシィってメロン味好きだもんね。」

「メロンはいいよ。そういえば、最近メロン食べてないなぁ。」

「本物は高いの。」

「分かってるけどさぁ・・・。」

「分かって無さそうだから言ってるんだけどなぁ・・・。フフ。」

「・・・。」

「ところで、池北線(ちほくせん)の列車って大丈夫。」

「あっ、それ考えてなかった。」

 ハッカ記念館の中を足早に見てから、北見(きたみ)駅に行き池北線(ちほくせん)の列車に乗る。

北見(きたみ)池北線(ちほくせん)陸別(りくべつ)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符復路北見(きたみ)駅より使用再開


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ