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MAIN TRAFFIC7 -日本一の切符2745-  作者: 浜北の「ひかり」
枕崎→広尾(往路) 東北
101/270

7880T列車 やらかした・・・

皇紀2745年4月4日(第41日目) 国鉄(こくてつ)奥羽本線(おううほんせん)秋田(あきた)駅。

 朝起きて僕はビックリした。時間は8時20分。今日乗る予定で予定を立てていた「リゾートしらかみ」の発車時刻である。

「おい、萌。起きて。」

「へっ。」

「僕たち完全に寝坊した。」

「嘘・・・。」

「乗り遅れたものはもう仕方ない。ゆっくり考えようか。まずは朝ご飯食べよう。」

 朝ご飯を済ませ、部屋に戻り時刻表を開いた。この先最長往復切符は奥羽本線(おううほんせん)五能線(ごのうせん)奥羽本線(おううほんせん)花輪線(はなわせん)東北本線(とうほくほんせん)の順番で進んでいく。優等列車を活用しようにも五能線(ごのうせん)花輪線(はなわせん)は優等列車そのものが少ない。奥羽本線(おううほんせん)東北本線(とうほくほんせん)ほど特急・急行が走っているわけではないので、予定は取り返しようがなさそうだ。

「どう。」

「ダメだね。もう一度予定組み直さないと。」

「一からやり直し。」

「やり直しだな・・・。でも、どうする。このまま北海道に渡ってもいいとは思うけど。」

「どうせやり直すんならいったん浜松(はままつ)に戻ってから北海道に行くことにしない。」

萌がそう言ったので、僕はそうだなと頷いた。

「次に東能代(ひがしのしろ)にいける列車は五能線(ごのうせん)と都合がいいなぁ。これ乗っていこうか。」

 早速秋田(あきた)駅に向かい、僕たちは東能代(ひがしのしろ)行きの普通列車に乗り込んだ。朝方の通勤客も落ち着き3両編成有る普通列車は結構空いていた。

秋田(あきた)奥羽本線(おううほんせん)東能代(ひがしのしろ)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路秋田(あきた)駅から使用再開

 僕はこの間にも浜松(はままつ)に戻ることが出来るのかどうか計画を練っていた。東能代(ひがしのしろ)から五能線(ごのうせん)深浦(ふかうら)まで普通列車に乗る。深浦(ふかうら)から快速列車を弘前(ひろさき)へ、弘前(ひろさき)から特急列車を乗継いで大館(おおだて)駅へ至ると花輪線(はなわせん)の普通列車に乗れ、盛岡(もりおか)には20時くらいに到着できる。そうなれば上野(うえの)行きの寝台特急「ゆうづる」に間に合い翌日のうちには浜松(はままつ)に到着することが出来る。

「なんか昨日話してたこと全部崩れちゃったね。」

「仕方ないよ。もう過ぎたことなんだから。それに復路もあるだろ。その時楽しめばいいさ。」

途中急行「白神(しらかみ)」を乗継ぐが、この列車は快速「リゾートしらかみ」とは違う。後れた自分を恨むことしか出来ないなぁと自傷しつつ、今日はずっと列車にゆられることに甘んじよう。ところで寝台特急「ゆうづる」の寝台券取れるかな。それが2つめの懸案となった。

東能代(ひがしのしろ)五能線(ごのうせん)深浦(ふかうら)

深浦(ふかうら)五能線(ごのうせん)急行「白神(しらかみ)」→弘前(ひろさき)

弘前(ひろさき)奥羽本線(おううほんせん)特急「つがる」→大館(おおだて)

大館(おおだて)花輪線(はなわせん)盛岡(もりおか)

枕崎(まくらざき)広尾(ひろお)間の最長往復切符往路好摩(こうま)駅で途中下車

好摩(こうま)浜松(はままつ)間の乗車券往路好摩(こうま)駅発車に伴い使用開始

盛岡(もりおか)東北本線(とうほくほんせん)常磐線(じょうばんせん)寝台特急「ゆうづる」→上野(うえの)

上野(うえの)東北本線(とうほくほんせん)東京(とうきょう)

東京(とうきょう)東海道新幹線(とうかいどうしんかんせん)「こだま」→浜松(はままつ)

好摩(こうま)浜松(はままつ)間の乗車券往路浜松(はままつ)駅到着に伴い使用終了


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