63話 カフェ2
前話の偉そうなの部分を消しました……
「え……?」
罪花は太った少年に話しかけられ困惑した声を出していた。
その様子を見た太った少年はさらに話を続けた
「君みたいな綺麗な女性と一緒にお茶したいと思ってね、駄目かな?」
と言ってきた……
あぁこれ、ナンパか……異世界でもナンパする人って居るのか……
そんな事を思っていると
「所で君はどこの家の令嬢なんだい?こんな綺麗な人、一度会ったら忘れないと思うんだけどな……服とかを見るに……もしかしてどこか田舎の領地から来たのかい?だったらお茶をした後、僕が案内してあげるよ」
と太った少年はさらに話をしてきた。
罪花はさらに困惑した様子で俺の方を見ていた……
助けるか……
そう思い俺は
「えっと……俺の連れが困ってるみたいだから……」
と俺がその少年に話しかけると、その少年は俺の方を見て
「おや?貴方は誰だい?何か用かな?今僕はこちらの令嬢と話してますので、邪魔しないで貰えませんか?」
と返してきた。
俺の事気づいてなかったのか……
「あぁ、ツミカは俺の連れだ、今俺と頼んだ料理を待ってる所なんだ、それに俺達は貴族じゃない、庶民だ」
と俺は太った少年に説明をした。
連れも居るしもう料理を頼んでるし庶民だと説明したら流石に引くだろ……
そう説明した途端
「……庶民……だと?」
と太った少年は驚いていた……
あっ……これはもしや庶民がこんな所に来るなとか色々言われるパターンか?
そんな事を考えていると
「馬鹿な……庶民にこんな美しい女性が居るとは……」
と太った少年は小声で呟いていた……
そして俺の方を見た。
「それは本当なのかい?」
とさらに確認してきた……
「あぁ本当だ」
すると少年は何かを考えていた……
そして何かに納得したかの様に頷いて罪花の方を見た。
「なるほど、連れも居るみたいだし、今回僕は引かせてもらうよ、僕の名前はサマリ、サマリ=ナマリって言うんだ、また会えたら良いね」
と言ってサマリは店の中に入っていった。
物分りのいい貴族だったな……
『サマリさんはナマリ男爵家の長男でお菓子と綺麗な女性が好きな少年です。ナルシストな部分もあり、服のセンスも微妙ですが、人柄は良いです。ただ見た目からかあまり令嬢に好かれておらず、かなり苦労している見たいです。』
(そうか……一瞬異世界によく居る悪い貴族だと思ってしまったのが申し訳ないな……)
そんな事をサクヤと話していると
「ありがとう、ああいうのってどうしたらいいか分からなかったの……」
と罪花がお礼を言ってきた。
「あぁ、別に良いよ、俺も最初戸惑ってどうするか分からなかったから、しかしあんな人も居るんだな……」
と俺は罪花に言った。
「えぇ……本当にね……すぐに引いてくれたのは良かったわ……あんまりグイグイ来る人は苦手だわ……」
と罪花はしゅんとした声で話していた。
何か嫌な事でもあったのだろうか?
まぁ、あんまり聞かなくていいか……
「そうか、まぁ、何も無かったし良かったな」
と俺は罪花に言う
「えぇ、そうね」
と罪花はしゅんとした声から少し明るい声で返事をした。
そんなやり取りをしているとエプロン姿の女の人がトレイに料理とカップを乗せて俺達の座る席までやってきた。
「おまたせしました。ご注文の品です。2500リアになります。料金と引き換えにお渡し致します。」
と言ってきた……
そういうシステムなのか……
「はい、分かりました。」
と俺は金貨二枚と銀貨五枚をエプロン姿の女の人に渡した。
それを受け取るとカップと料理と罪花の方にナイフとフォーク、俺の方にナフキンを置いて店の中に戻っていった。
紅茶からは湯気が出ており、とてもいい色といい香りをしている。
サンドイッチはハムとレタスと白いソースが挟んであった……
このソースは何なんだろうか……
『はい、それは技術の神ハルトル様が広めたマヨネーズですね……』
(マヨネーズもあるのか……神様って何でも広めるんだな……)
『そうですね……基本お供えして欲しいものとか広めたりしてますね……』
まぁ怪しい物じゃなくて良かった……よし食べるか……
俺はサンドイッチを食べてみた。
柔らかいパンとレタスはシャキシャキとした食感が良く、ハムもいい塩味と肉の味を出し、マヨネーズの酸味とも絶妙にマッチしていた……とても美味しい……よく食べてたコンビニのより美味いぞ……
食べながらそんな事を考えていると
「美味しい」
と罪花の声が聞こえてきた。
「このベリーソース……とても美味しいわ……」
とさらに罪花は言ってきた。
気に入ってくれたなら良かった……一応今日は罪花のお祝いだったからな……
そんな事を思いながら俺はカフェの料理を楽しんだ。




