表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界情報屋暮らし  作者: 紅い狐
堕天使降臨
87/174

59話 行き先変更

俺と罪花は、屋台など見ながら、ゆっくりとサクヤに案内されながら貴族街の門に着いた。

貴族門には鎧を着た兵士が数人いた。


(前は隠密を使い、特に周りを見ずに素通りしたが……今回は堂々と入るんだよな……)


『入る場合は兵士に話しかけてください。』


俺はサクヤにそう言われ


「すみません。」


と一人の若めの兵士に声をかけた。

罪花は俺の後ろに付いてくる。


「はい、どうかしましたか?」


「貴族街に行きたいのですが……良いでしょうか?」


そう俺は兵士に訪ねた。


「はい、構いませんよ、行く理由と交通費と身分証明書をお見せ下さい。」


と言われた。


「はい、分かりました。今回は二人で貴族街のカフェに行く為に来ました。交通費はこれと……はい、身分証明書です。」


と俺は金貨一枚と身分証明書を渡した。

それを兵士は受け取り確認した。


「はい、分かりました。では身分証明書はお返しします。……ではそちらのお嬢さんの身分証明書もお願いします。」


と兵士は俺に身分証明書を返し

次は罪花に話しかけた。


「はい……あっ」


と罪花は何かに気づいた様な声を出した。


「すみません……持っていません……」


と罪花はしゅんとした。


「えっ」


俺はその事に驚いてしまった。

おかしい……身分証明書の説明は門であった筈だが……持ってなかったのか……


「おや、それは困りましたね……それだと貴族街に入れませんね……それに、どうして持ってないのでしょうか?街に入る時に説明があったり、産まれた時、孤児でも仕事をする時に普通は作る物なのですが……?」


と兵士は言ってきた。

確かにそうだな……身分証明書無しでどうやって王都に入ったんだ?

……いや、待てよ……そもそも堕天使のステータスの時にどうやってステータスを見せて門番に説明したんだ?言われてみたら謎だ……まさか知らずに入ってきたのか……?だとするとかなり不味いな……

そんな事を俺が考えていると


「門番の人が……お金を払っただけで通してくれた……人が多くてイラついてる感じで……身分証明書の説明も何も無かった……」


と罪花はしゅんとしながらそう言った。

兵士は少し考え……


「少々お待ちください。」


と門を離れていった。

そして何やら水晶玉の様な物を持ってきて、罪花に話しかけた。


「では、もう一度聞きます。どうして身分証明書を持ってないのですか?」


「門番の人が……お金を払っただけで通してくれた……人が多くてイラついてる感じで……身分証明書の説明も何も無かった……」


そう言うと水晶玉は青色になった。

それを見て兵士の人はさらに考え。


「……なるほど……こちら側の不手際で申し訳ありません。その兵士は見つけ次第処罰をします。何か特徴など覚えていませんか?」


と言ってきた。

そう言われると罪花は兵士の人に特徴を伝え始めた。

あの水晶玉は何だったんだろう?


『嘘を見つける魔道具です。とても高価な物なのですが、貴族街に入る人を調べる為などに使われております。』


(そんな物もあるのか……)


『まぁ、貴族街ですので、少女でも怪しい人物は入れられませんので、仕方ありませんよ』


そんな事をサクヤと話していると。


「はい、分かりました。ありがとうございます。では、これから冒険者ギルドで身分証明書を作りに行くと良いでしょう、お金はお返ししますので、身分証明書を作ってからまた来てください。冒険者ギルドの場所は分かりますか?」


と兵士の人が金貨を返してくれた。


『場所は私が案内しますので、大丈夫です。』


「あー……場所は分かっています。ありがとうございました。」


「ありがとうごさいます。」


と俺達は兵士にお礼をした。


「いえいえ、それではまた」


と兵士さんは笑顔で返してくれた。

俺達は貴族街の門から離れていった。

ある程度離れた所で罪花が


「白夜……ごめんなさい……」


と罪花はしゅんとしながら謝ってきた。


「いいよ、罪花は悪くないし、その兵士が悪いんだから……それにステータスを見られてたら捕まってたし、むしろ良かった事なんじゃないか?」


と俺は罪花を励ました。

まぁ、本当に仕方無いよな……俺も持ってると思って何も考えてなかったから悪かったな……


「さて、気にせずに冒険者ギルドに行くぞ、付いてこい」


と俺は罪花に言った。

罪花は少しだけ元気になり


「分かったわ……行きましょう」


俺達はサクヤに案内され冒険者ギルドに向かう事にした。






身分証明書、罪花ちゃん持ってなかった……本当に自分何考えてんだ……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ