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異世界情報屋暮らし  作者: 紅い狐
堕天使降臨
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58話 王都散策プラン

俺と罪花は何処に案内するか考える為にまだ部屋に居た……


(俺は罪花がスキルを覚えるまでたまに外に出て罪花に渡す本を買ってきたりしてたが……罪花は久しぶりの外でどこに行きたいだろうか……屋台や冒険者ギルドとかその辺りに案内するか……?異世界らしい場所を見せてみたいが……どんな場所があるだろう……王都にずっと居るけど居る間、森とかにしか行ってなくて場所が分からない……こう言う女の子ってどう言うの見たら喜ぶのだろう……サクヤ、どう思う?)


『……そうですね、女の子を連れて行くとしたら……屋台や冒険者ギルドよりカフェなどでしょうか?』


(……この世界、カフェもあるんだな)


『はい、知識の神メアリア様が甘い物を作る為に広めました。ほんのり砂糖の様な甘みがある糖草を使ったお菓子が流行ってます。砂糖を使ったお菓子も一応あるのですが……こちらはサトウキビがここら辺は暑さがあまりなく、輸入品となっておりますが、安定して送られていますので値段は輸入品にしては控えめです。ですが貴族街でしか砂糖のお菓子は売られていませんね……一般街だと収支が合わず売られてる場所がありません……』


(そうか……カフェか……その貴族街のカフェには行けないのか?)


『一応行けるのですが門を通る時に身分証明書と500リア程お金がかかりますね、それにお菓子自体も800リア程度とお高めです。しかもどちらのお菓子もただ甘いだけの物やお菓子?と疑問を持つ物もありますね……まぁ、私が居れば大丈夫ですけど』


(そうか……今は手持ちが三万リア程だから……一応行けるが……一個800程度か……まぁ、そういえば、お菓子とかこの異世界に来て出してないし……罪花のお祝いだと思ってそれで良いかな……よし)


『場所の案内は任せてください。』


(あぁ、分かったよ)


「よし、何処に行くか決めたぞ」


俺は罪花に話しかけた。


「何処に行くの?」


「あぁ、今日は貴族街にあるカフェに行こうと思う。砂糖を使ったお菓子があるらしい。少し高めだがスキルを覚えたお祝いとしてな」


俺は罪花にそう言った。


「この世界にはカフェもあるのね……」


と罪花に返された……まぁ、何というか……良くある異世界って砂糖が貴重なイメージがあるからあんまり無いと思うよな……


「あぁ、あるよ、異世界植物を使ってお菓子を作ってる店らしい。」


「異世界の割には結構色々あるのね……」


「そうだな……さて、行く場所も決めたし、行くか」


「分かったわ」


俺と罪花はベッドと椅子から立ち上がり部屋から出て、宿屋を出ようとした。

すると宿屋の受付に座っているルーカスが俺らをみて。


「珍しいな……二人で出かけるのか?」


と言われた……まぁルーカスとは毎日合ってるが俺一人がでかける姿を見ても罪花と俺が出かける姿を見た事無かったからな……

罪花は軽くルーカスに会釈した。

ルーカスは右手を上げて答えてくれた。

それを見て俺は


「あぁ、今日は久しぶりに行きたい場所が出来てな、そこに行くって言ったらツミカも付いて来たいって言ったんだ、だから一緒に行こうと思ってな」


とルーカスに話しかけた。


「そうか……ついに宿屋から出ていくのかと思った……」


とルーカスは少しほっとした様に言った。


「いや、ここの飯は美味しいし、居心地もいいからもうちょっと居るよ」


と俺は笑顔で答えた。


「そうか……ありがとよ」


ルーカスは照れくさそうに頭をかいていた……


「……」


『……』


罪花が何か言いたそうな目で俺を見ていた……

そのやり取りの後、俺と罪花は宿屋ルーカスから出た。


「眩しい……久しぶりに外ね……」


罪花は少しキョロキョロしてたが……


『では、カフェまで案内します。』


(あぁ、分かった)


「これからカフェに歩いていくから付いて来てくれ。」


「分かったわ」


こうして、宿屋からしばらくサクヤに案内されながら罪花と歩き始めた。

タイトル変更しました。

大事な事を忘れていた……

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