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異世界情報屋暮らし  作者: 紅い狐
堕天使降臨
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57話 堕天使、スキル取得

少し話の構想が思いつかず、遅れました。

すみません。

勇者に修行方法を教えてから数日、俺は部屋のベッドで二度寝していると……部屋の扉が叩かれ


「白夜、居るかしら?」


と罪花の声が聞こえて来た。

また用事かな……?女の子を保護するのは初めてだからまだ何か足りない物があったのかな……?それともスキル取得中の暇つぶしに渡した物をやり終えたかな……?

そんな事を考えながら俺は


「あぁ、居るぞ、今開ける。」


と声をかけベッドから立ち、扉を開けた。

扉を開けるといつも通りの眼帯とゴスロリではない絹で出来た白いワンピースの様な服を着た罪花が立っていた。


「で?何か用か?また何か足りなかったか?」


と俺は罪花に聞いた。

すると罪花は首を横に振った。


「違うわ、今日は隠すのスキルを覚えた事と質問をしようと思って来たの」


「おぉ!良かった!分かったよ、とりあえず立ち話も何だし部屋に入ってくれ」


「分かったわ」


そう言い俺達は部屋に入り俺はベッド、罪花は椅子に座った。


「で、改めてだが……隠すのスキル取得おめでとう」


「ありがとう、しかし本当に暇だったわね……」


「まぁ、本当に地味で暇なんだよな……」


俺は色々なスキルの取得方法を思い出していた……

武器の型を何度も振ったり……サクヤの補助の元詠唱しながら武器を振って……無心で振って……ただ振って……

そんな事を考えて黙っていると罪花が


「……その報告と覚えたは良いけど、ステータスの偽装方法が分からなくて……それを聞きに来たのよ……」


と話を進める為に話しかけてきた。


「あぁ、悪い、えっとステータスを隠す方法だが……」


『ステータスを開き偽装魔法のフェイクで名前、種族、職業、体力、魔力をイメージした文字に変更、ステータスのスキルを消すイメージをしながらステータスを隠します。偽装する場合名前をカタカナのツミカ、種族人間、職業旅人、基本的に体力などは三桁くらいが平均です。消すのは堕天使の体質スキル、特殊スキル、偽装魔法、隠すですね……』


(ありがとう、サクヤ)


いつもの様に俺はサクヤにお礼を言うと


『いえ……最近罪花さんとばかりと話しててあまり話せてないので……話せて嬉しいです。』


とサクヤから少し暗い声で返事が返ってきた。


(……ごめんな、俺はサクヤに沢山世話になってるのに……これからはどんどん話しかけてくれていいぞ)


『っ!!ありがとうございます!』


と明るいサクヤの声が帰ってきた。

そんな脳内雑談をサクヤとしていると。


「白夜、どうしたの?まさか忘れたの……?」


と罪花に尋ねられた


「いや、思い出してただけだ、えっとな……ステータスを開いて偽装魔法のフェイクで名前と種族と職業をイメージした文字に変更、ステータスのスキルを消すイメージをしながらステータスを隠すんだよ、偽装する場合は……」


と俺はサクヤに聞いた事を説明した。


「分かったわ ステータス」


そう言うと罪花はステータスを開き、ステータスを見ながら集中していた。

俺にはステータスは見えないけど、俺はその様子を眺めていた。

しばらくすると


「出来たわ!」


と罪花は言った。


「おっ、出来たか、ちゃんと出来てるか見せてくれ」


「ええ、分かったわ……」


そう罪花は言い、少し待つと罪花のステータスが書かれた青い板が見える様になった。

俺はそれを見た。


─────────


名前 ツミカ

年齢 14

性別 女

状態 健康

種族 人間

職業 旅人

体力 20

魔力 400


スキル

「投擲」

「音読」

「裁縫」

「掃除」

「洗濯」

魔法スキル

「無魔法」□

「闇魔法」□


──────────


「おぉ、しっかり出来てるな」


「えぇ……言われた通りにしたわ、これで良いのかしら?」


「あぁ、バッチリだ、おめでとう、これで逮捕される事は無いし、外にも出ても何も無いぞ」


「……本当に外に出ても何もないの……?」


「あぁ」


そう言うと罪花は少し嬉しそうだが疲れた様に


「やっと……外に出れるのね……スキル取得まで怖くて出なかったけど……良かったわ……今から何処かに行こうかしら?」


と罪花は言った。

堕天使だと捕まるからな……外に出れなかったんだよな……


「……あー……どこか行きたい所は無いか?案内するぞ?」


俺は罪花が何処か行こうと言ってたので俺はそう罪花に言った


「そうね……何処でも良いわ、王都を見て回りたい」


と罪花は言う。

何処でもか……まぁ、初めての異世界だし行きたい場所なんて中々決まらないよな……


「そうか、分かった、色々な場所を案内してやる。」


と俺は罪花に返事をした。




次回は王都散策会の予定です。

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